研修会は大盛況
最近の内航海運の現状と課題について・・・新垣内航課長講演
去る3月4日、「北海道内航海運組合平成26年度組合員研修会」を開催しました。この研修会は、法律改正、安全管理、内航海運の現況等、関係する行政機関(国土交通省や厚生労働省の出先機関)等にお願いをし、時宜を捉えた内容に仕立て上げられるよう心がけ年に1度開催しております。
今回は、澁田理事長の開会挨拶のあと、昨年に引き続き国土交通省海事局内航課長にご出席いただくことになり、今年は新垣慶太課長様から「最近の内航海運の現状と課題」についてご講演され、2つの船舶の老朽化の取り組み、船員の高齢化に対する取り組み、競争力強化に向けた船舶管理会社の活用、海事局関係平成27年度予算案等、内容も豊富で非常に聴き取りやすく、飽きさせない内容だったと、その夜の懇親会では参加された組合員から感心の声で盛り上がっておりました。次に、全国海運組合連合会小比加恒久会長様には、業界の内側から見た「最近の内航海運の現況」をご講演いただき、いつもどおりの饒舌で親しみのある語り口調で、暫定措置事業や預託金償還問題、新六級海技士機関短期養成制度、求心力のある全海運の組織造り、等をお話されました。
澁田理事長から開会の挨拶
新垣課長の講演
小比加会長の講演
北海道運輸局からは中村行宏首席運航労務監理官と宮森健太郎船舶検査官にお越しいただき、それぞれ「船員の安全管理」と「船舶の安全管理」に関し、ソフト・ハード両面から運輸局が日常現場で実施している安全上の注意点を細かに説明されていました。
また、来賓には、国土交通省本省から2名、北海道運輸局から6名、全国海運組合連合会から2名の全10名の方々にお越しいただき、これまでにない賑わいとなりました。
中村首席運航労務監理官の講演
宮森船舶検査官の講演
引き続き行われた懇親会は、北海道運輸局岩瀬部長様から乾杯のご発声をいただき、開宴となり、当日出席予定のなかった会員が多々出席され、事務局の座る席が無くなる程の大盛況で、嬉しい誤算となりました。宴会では、新垣課長が各テーブルを回り、いろいろと話をされ、懇親を深めておりました。最後は、「宴もたけなわですが」の決まり台詞で締めようとしたところ、理事長席から「事務局、今話が盛り上がっているところだからもう少し宴を続けろ」との声がかかりましたが、今日中に地方に戻られる会員もおり、進退覚悟で予定どおり閉会と致しました。
研修当日は天候不順もあり、東京からの航空便に欠航や遅延便が出て、心配しましたが東京から来られた方々には大きな乱れもなく、無事開催、万事滞りなく終了することができ、終わってみれば安堵の研修会となりました。
最後に、小比加会長様、中島専務理事様には、前日に総務委員会、翌日には沖縄での会合を控えた大変お忙しい中を私どもの研修会の為に遠路ご参加いただきまして、紙面を借りて、感謝、お礼申し上げます。ありがとうございました。
熱心に聴講する研修会の様子
大盛況の懇親会の様子