鹿児島内航海運組合より情報を頂きました。
(船員対策事業の海事教室開催)

船員対策事業の海事教室実施!

鹿児島内航海運組合は1月16日(火)に、平成29年度船員対策事業として九州運輸局鹿児島運輸支局と連携し、講師には会員会社で、東京~志布志~沖縄航路や神戸・大阪~志布志~名瀬~沖縄航路等に10,000トンの大型RORO船が3隻就航している外鹿児島~奄美群島~沖縄間に2隻のカーフェリー2隻が就航している、マルエーフェリー(株)にお願いして、枕崎市にある鹿児島県立鹿児島水産高等学校の本科1年生35名(うち女生徒3名)教諭2名を対象に、海事教室を実施しました。

【実施内容】

①運輸支局運航担当の樋口首席が「内航海運とは?」と題し、外航海運との違いや内航海運の特徴にについて説明。

②運輸支局船員担当の岩崎首席が「船員ってどんな職業?」と題し、船の設備や乗組員の役割、船員の一日、資格等を説明。

③マルエーフェリー(株)海務部の新村部長が、同社が運航している航路や船舶の概要及び勤務環境(休暇・給料等)を、また、安全運航のための基本的なことを説明。

なお、同社は積極的に若年内航船員確保に取り組んでおり、現在、約133名の船員が在籍しているが、48名が鹿児島水産高校の卒業生であることも紹介された。

④次に、鹿児島水産高校OBで、同社の「フェリー波之上」に乗船している田畑一等航海士及び松野下一等機関士が、第一線で働く先輩として「船員の仕事とは」と題し、各部の役割や船内でのすごし方等を説明された。

(配布資料)

・内航海運の活動(平成27年度版)

・内航海運~地球にやさしく日本を運ぶ

・What is 内航海運?

・これが内航海運だ!(マンガ)

・クリアファイル

 

 

1.運輸支局職員説明
運輸支局職員説明

2.マルエーフェリー㈱会社概要説明
マルエーフェリー(株)会社概要説明

3.船員の仕事について説明
船員の仕事についての説明

また、午後からは、独立行政法人海技教育機構の協力により、1月15日に鹿児島港に入港した「大成丸」の見学会が実施されました。

今年も、参加者アンケートを実施したところ、海事教室については、大半が内航海運や船員の仕事内容等が大変参考になり、「大成丸」見学会で実習船橋や多機能ディスプレイ等に驚いていました。今後、将来に向けて内航海運業の船員も視野にいれたいとの回答がありました。

4.大成丸船長挨拶
大成丸船長ご挨拶

5.機関室見学(機関長説明)
機関室見学(機関長説明)

6.操舵室見学(女性航海士説明)
操舵室見学(女性航海士説明)

また、実施について、鹿児島運輸支局がプレス発表していたところ、西日本新聞社と地元の南日本新聞社の取材があり、1月24日付の南日本新聞に掲載されました。

鹿児島内航海運組合は、内航海運の課題である若年船員確保に向けて、今後も、鹿児島運輸支局と連携しながら、このような取り組みを継続していきたいと考えています。

 

 

7.大成丸と桜島をバックに記念撮影
大成丸と桜島をバックに記念撮影