九州地方海運組合連合会より「第8回事務局研修会」の情報を頂きました。

 九州地方海運組合連合会(会長 原田勝弘)は、平成27年7月31日(金)14:30~鹿児島市内に於いて、全海運から中島専務理事をお招きし、37.1℃の中で第8回事務局研修会を開催致しました。

 当日は、九海連管内地区組合事務局31名が参加し、活発な意見交換が行われました。

 研修会では、山口専務理事の司会進行の下、先ず、原田九海連会長より開会の挨拶と共に昨今の内航海運状況が述べられ、事務局の的確なアドバイスが事業経営にとって必要欠くべからざるものであることから、事務局の存在が重要である旨強調すると共に、日頃の研鑽に努めるよう、叱咤激励を頂きました。

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原田九海連会長

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九海連 山口専務理事

 次いで、全海運中島専務理事より、本年度は各組合共役員の改選期に当たり、総連合会を始めとして内タンを除く他4組合の執行部が入れ替わり、暫定措置事業の交付金制度が終了した事と併せ、まさに時代の転換期に突入したことが述べられ、全海運としての今後の活動として、船舶の高齢化、船員の高年齢化に対応する施策の検討は勿論のこと、カボタージュ制度の勉強会を行うこととしている。

 更に、カボタージュ制度については、内航海運業界を保護するためだけに存在すると言う制度ではなく、物を生産するための原料輸送や、生活必需物資の安定的な輸送を担うと言う自国の経済的な安全保障に加え、大災害や有事の際の船舶の提供による自国民の生活の安全保障のために必要な制度であり、堅持していかなければならないものである、との挨拶を頂きました。

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全海運 中島専務理事

 研修事項としては、先日、総連合会からの説明会が行われた28年度以降の暫定措置事業に関し、具体的な納付金の計算方法等について児玉前専務理事から説明が行われ、更に日常業務関連として古賀職員、楠田職員から周知徹底を図りました。

 また、前年度研修会に於いて議論した「組合並びに活動のありかた」等について引き続き意見交換を行いましたが、地域間の考え方の格差のあることが改めて浮き彫りにされ、意見集約の困難さを改めて知らされました。

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活発な意見交換の様子

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 研修会終了後は同場所に於いて懇親会を開催し、和やかな中で事務局同士の懇親を深めることが出来ました。

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