九州海事産業次世代人材育成推進協議会(事務局:九州運輸局海事振興部)と九州地区船員対策連絡協議会(事務局:九州地方海運組合連合会)は、令和元年8月20(火)、福岡県飯塚市社会科部会14名の先生方を招いて、博多港周辺の海事産業の施設見学会を開催した。
本見学会では、普段はあまり目にする機会がない海事施設の見学も取り入れ、先生方に海事産業をより広くより深く知って頂き、今後の学校行事や授業に海に関連した内容をより多く取り入れて頂くことを目的としたもの。
日本の日常生活を支えるために不可欠な海上輸送を利用し、海外からの貨物はもとより、国内の港にその貨物がどのように運ばれるのか。そして、どのようにして消費者へ届くのかまでの流れを理解してもらった。
実施した見学等はつぎのとおり。
1.内航貨物RORO船船内見学
博多~沖縄間就航の内航貨物RORO船「ちゅらしま(琉球海運株式会社)」を船内見学。車両デッキ、操舵室などを見学後、現場の乗組員から船員の仕事や生活の説明を受けた。
デッキを見学する様子
操舵室内で説明を受ける先生方
2.コンテナターミナル見学
香椎パークポートコンテナターミナルにて博多港国際コンテナターミナルの概要について説明を受け、実際にコンテナの積み下ろし作業を行う現場を見学した。
コンテナターミナル概要についての講義
コンテナを積み下ろす現場を見学
3.内航講座
株式会社二丈海運 監督 西島正也氏から、パンフレット「What is 内航海運?」を教材に、内航海運の概要及び船員の仕事についての説明を受けた。
(株)二丈海運 監督 西島正也氏
熱心に聞き入る先生方の様子
4.倉庫施設見学
三菱倉庫株式会社の自動化倉庫を見学。倉庫の機能や労働環境、倉庫業の役割と日常生活との関わり等の説明を受けた。