No.104:対前年度比で普通鋼17.7%減、製造業用17.6%減 鉄連が20年度用途別鉄鋼受注統計発表

平成21年5月20日(水)Vol.104

対前年度比で普通鋼17.7%減、製造業用17.6%減

鉄連が20年度用途別鉄鋼受注統計発表

 
日本鉄鋼連盟は5月18日、平成21年3月及び20年度の鉄鋼用途別受注統計概要を発表した。

それによると、3月の普通鋼鋼材受注高は、3952千トンで対前年同月比44.3%の大幅減を示している。製品別にみると厚板が901千トン(対前年同月比26.3%減)、熱延コイルが764千トン(同55.2%減)、棒鋼が640千トン(同28.4%減)、亜鉛メッキ鋼板が476千トン(同55.6%減)、その他の表面処理鋼板が124千トン(同39.4%減)、冷延鋼板類が309千トン(同48.5%減)、鋼管が223万トン(同51.9%減)、H形鋼が210千トン(同48.7%減)、その他の形鋼が115千トン(同54%減)となり、全製品大幅な減少である。

この結果、20年度の普通鋼鋼材受注高は、67,537千トンで対前年度比17.6%減となった。製品別には、厚板が12,809千トン(対前年度比2.7%減)、熱延コイルが15,445千トン(同21.5%減)、棒鋼が8,714千トン(同17.3%減)、亜鉛メッキ鋼板が10,164千トン(同24.9%減)、その他の表面処理鋼板が2,046千トン(同14.1%減)、冷延鋼板類が5,800千トン(同17.7%減)、鋼管が4,047万トン(同21.3%減)、H形鋼が3,609千トン(同17.9%減)、その他の形鋼が2,162千トン(同21.6%減)と、全製品大幅な減少を示した。

3月の受注高を用途別にみると、内需が2,655千トンで対前年同月比45.6%減、輸出が1,252千トンで同39.2%減となっている。内需のうち建設用は766千トンで同34.3%減、製造業用が1,167千トンで同47.8%減となった。さらに製造業用のうちでは、船舶用が504千トンで同4.2%増と唯一の増加を示したが、他の用途は全て減少を示し、自動車用が342千トンで同63.5%減、次工程用が81千トンで同61.8%減、電気機械用が75千トンで同56.8%減、容器用が66千トンで同43.6%減、産業機械用が59千トンで74.8%減となった。

これにより20年度の用途別受注高は、内需が47,489千トンで対前年同月比16.0%減、輸出が18,761千トンで同19.2%減となっている。内需のうち建設用は11,804千トンで同13.6%減、製造業用が22,536千トンで同17.6%減となった。さらに製造業用のうちでは、船舶用が5,702千トンで同4.5%増と唯一の増加したが、他の用途は全て減少し、自動車用が9,301千トンで同23.9%減、次工程用が1,871千トンで同25.9%減、電気機械用が1,700千トンで同18.4%減、容器用が1,182千トンで同16.0%減、産業機械用が1,968千トンで24.9%減となった。

鉄鋼用途別受注統計 平成21年3月・平成20年度 Excel

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