平成21年5月20日(水)Vol.105
粗鋼13.2%、燃料油4.1%、セメント7.8%、紙8.2%減
経産省が平成20年度主要製品生産確報発表
経済産業省は5月19日、主要製品の平成21年3月及び平成20年度の生産確報を発表した。
それによると全製品が対前年度比減少を示しており、景況の低迷振りが明確にされている。粗鋼生産は10月まで毎月1,000万トンペースで推移していたが、11月に882万トン、12月に748万トン、1月に638万トン、2月に548万トンと月次100万トン強の落ち込みを続け、期末需要で例年上向く3月も574万トンと低迷した。この結果、20年度の粗鋼生産量は1億550万トン、かろうじて大台は維持したものの、対前年度比では13.18%の減少を示した。
また、20年度の石油生産を製品別にみると、対前年度比が増加したのはジェット燃料油(6.46%増)と軽油(5.05%増)だけ。ガソリン(2.14%減)、ナフサ(8.96%減)は対前年度比が1桁の減少だったが、灯油(11.82%減)、重油(11.13%)は2桁の減少となり、この結果、燃料油計で2億876万klとなり、対前年度比4.10%の減少となった。
20年度生産量ではこの他、セメントが6,200万トンで対前年度比7.80%減、紙・板紙が3,142万トンで対前年度比8.17%減となっている。
主要製品の平成20年度生産量 Excel
鉄鋼統計確報 Excel
資源エネルギー統計確報 Excel
化学工業統計確報 Excel
窯業統計確報 Excel
紙パ統計確報 Excel
鉱工業生産統計確報 PDF