No.165:粗鋼、前年比で36.8%の大幅増 燃料油、前年比で1.1%の微増 経産省、主要工業製品の2010年1月の生産速報発表
No.166:四輪車3ヵ月連続で前年比増 二輪車29ヵ月連続前年比割れ 自工会、2010年1月の自動車生産実績速報発表
No.167:生産は持ち直しの動きで推移 経産省、2010年1月の鉱工業指数速報発表

平成22年2月26日(金)Vol.165

粗鋼、前年比で36.8%の大幅増

燃料油、前年比で1.1%の微増

経産省、主要工業製品の2010年1月の生産速報発表

 
経済産業省は2月26日、主要工業製品の2010年1月の生産速報を発表した。

以下、鉄鋼と資源エネルギー関係に絞って概要をみると、まず鉄鋼は粗鋼生産量が872.4万トンで前月比2.5%減だが、前年同月比で36.8%の大幅増を示している。前年同月比増はこれで3ヵ月連続。

一方、資源エネルギー関係では、石油製品の生産量が燃料油計で1,806.3万klと前月比では0.5%減だが、前年同月比1.1%増となった。

12月の鉄鋼生産を品種別にみると、普通鋼の熱間圧延鋼材では、鋼帯が392.3万トンで前月比1.7%増、前年同月比で87.3%の大幅増。鋼板が101.8万トンで前月比7.7%増だが、前年同月比12.1%減。棒鋼が63.6万トンで前月比2.4%減、前年同月比0.5%の微増。形鋼が37.9万トンで前月比4.1%減だが、前年同月比で14.0%増。線材が15.8万トンで前月比0.3%減だが、前年同月比71.3%の大幅増となった。

また、普通鋼の冷間仕上・冷延広幅鋼帯は192.3万トンで前月比0.1%増、前年同月比75.9%の大幅増。特殊鋼の熱間圧延鋼材は155.8万トンで前月比1.8%減だが、前年同月比で62.4%の大幅増。メッキ鋼材の亜鉛メッキ鋼板は110.0万トンで前月比1.4%増、前年同月比23.9%の大幅増を示した。

12月の石油生産を油種別にみると、重油がA重油とB・C重油を合わせて382.9万klで前月比0.5%減だが、前年同月比1.1%減。ガソリンが489.1万klで前月比3.9%減だが、前年同月比3.7%増。軽油が345.8万klで前月比9.1%減、前年同月比1.6%減。灯油が282.6万klで前月比11.1%増、前年同月比4.1%増。ナフサが224.0万klで前月比6.2%増、前年同月比10.6%増。ジェット燃料油が81.8万klで前月比0.5%減、前年同月比13.1%減となった。

また、12月のコークスは317.1万トンで前月比1.5%増、前年同月比11.3増。液化ガスは41.9万トンで前月比6.2%増、前年同月比22.1%増となった。

2010年1月鉄鋼生産速報 Excel

2010年1月資源エネルギー生産速報 Excel

主要品目の月別生産量推移 2010年1月 PDF

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平成22年2月26日(金)Vol.166

四輪車3ヵ月連続で前年比増

二輪車29ヵ月連続前年比割れ

自工会、2010年1月の自動車生産実績速報発表

 
日本自動車工業会は2月26日、2010年1月の自動車生産実績速報を発表した。それによると、四輪車の生産台数は前年同月比で30.7%増加となり、これで3ヵ月連続前年同月を上回った。また、二輪車の生産台数は前年同月比37.2%の減少となり、29ヵ月連続前年同月を下回った

概要は次の通り。

【四輪車】

1月の四輪車生産台数は753,773台で、前年同月の576,539台に比べ177,234台・30.7%の増加となり、3ヵ月連続で前年同月を上回った。乗用車の生産は656,606台で前年同月比32.7%の増加となり、3ヵ月連続のプラス、トラックは89,722台で同22.1%の増加となり、2ヵ月連続のプラス、バスは7,445台で同9.6%の減少となり、13ヵ月連続のマイナスとなった。1月の車種別生産台数と前年同月比は次の通り。◇乗用車

656,606台で161,763台・32.7%の増加。このうち普通車は363,905台で149,848台・70.0%の増加、小型四輪車は188,254台で26,215台・16.2%の増加、軽四輪車は104,447台で14,300台・12.0%の減少。

◇トラック

89,722台で16,264台・22.1%の増加。このうち普通車は38,191台で12,259台・47.3%の増加、小型四輪車は17,808台で2,181台・14.0%の増加、軽四輪車は33,723台で1,824台・5.7%の増加。

◇バス

7,445台で793台・9.6%の減少。このうち大型は841台で135台・19.1%の増加、小型は6,604台で928台・12.3%の減少。1月の国内需要は366,659台で前年同月比21.5%の増加であった。(うち乗用車319,749台で前年同月比24.9%の増加、トラック45,948台で同3.0%の増加、バスは962台で同7.6%の減少)

輸出は前年同月比145.6%。(実績)また、4~1月の生産累計は7,078,283台で、前年同期の8,972,304台に比べ1,894,021台・21.1%の減少であった。このうち乗用車は6,152,311台で1,530,475台・前年同期比19.9%の減少、トラックは851,815台で328,513台・同27.8%の減少、バスは74,157台で35,033台・同32.1%の減少であった。

【二輪車】

1月の二輪車生産台数は55,045台で、前年同月の87,667台に比べ32,622台・37.2%の減少となり、29ヵ月連続で前年同月を下回った。1月の車種別生産台数と前年同月比は次の通り。◇原付第一種3,415台で8,471台・71.3%の減少。◇原付第二種6,289台で2,722台・76.3%の増加。◇軽二輪車8,128台で4,098台・33.5%の減少。◇小型二輪車37,213台で22,775台・38.0%の減少。1月の国内需要(出荷)は26,125台で、前年同月比9.9%の減少となった。(うち原付第一種14,349台で前年同月比31.6%の減少、原付第二種9,151台で同126.4%の増加、軽二輪車1,639台で同35.1%の減少、小型二輪車986台で同31.1%の減少)輸出は前年同月比46.6%。(実績)また、4~1月の生産累計は479,191台で、前年同期の952,416台に比べ473,225台・49.7%の減

四輪車生産実績速報 2010年1月 Excel

二輪車生産実績速報 2010年1月 Excel

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平成22年2月26日(金)Vol.167

生産は持ち直しの動きで推移

経産省、2010年1月の鉱工業指数速報発表

 
経済産業省は2月26日、2010年1月の鉱工業指数速報を発表した。それによると、1月の生産は前月比2.5%増となり、これで11ヵ月連続の上昇となった。また、出荷は前月比2.4%の上昇で11ヵ月連続の上昇となったが、

在庫も前月比1.0%の上昇と2ヵ月ぶりの上昇となった。概要は次の通り。

1月は、生産、出荷、在庫、在庫率とも上昇であった。

製造工業生産予測調査によると、2月低下の後、3月は上昇を予測している。総じてみれば、生産は持ち直しの動きで推移している。

平成17年=100

注1:( )内は前月における確報値・前月比。
注2:▲はマイナスを示す。
季節調整済指数 原指数 指数
前月比(%) 指数 前年同月比(%) 生産
91.9 2.5 83.0 18.2 出荷
92.7 2.4 83.3 19.3 在庫
94.5 1.0 96.8   ▲12.6
在庫率 108.9 1.0 122.4 ▲27.6

1.1月の生産・出荷・在庫動向

◇生産

1月の生産は、前月比2.5%の上昇と11ヵ月連続の上昇(前年同月比は18.2%の上昇)となり、指数水準は91.9(季節調整済)となった。生産の上昇に寄与した業種は、輸送機械工業、化学工業(除.医薬品)、金属製品工業等であった。品目別にみると、普通自動車、駆動伝導・操縦装置部品、軸受の順に上昇に寄与している。

◇出荷

1月の出荷は、前月比2.4%の上昇と11ヵ月連続の上昇(前年同月比は19.3%の上昇)となり、指数水準は92.7(季節調整済)となった。出荷の上昇に寄与した業種は、一般機械工業、化学工業(除.医薬品)、電気機械工業等であった。

◇在庫

1月の在庫は、前月比1.0%の上昇と2ヵ月ぶりの上昇(前年同月比は12.6%の低下)となり、指数水準は94.5(季節調整済)となった。在庫の上昇に寄与した業種は輸送機械工業、情報通信機械工業、石油・石炭製品工業等であった。 1月の在庫率は、前月比1.0%の上昇と3ヵ月ぶりの上昇(前年同月比は▲27.6%の低下)となり、指数水準は108.9(季節調整済)となった。

2.製造工業生産予測調査

製造工業生産予測調査によると、2月は前月比0.8%の低下、3月は同1.6%の上昇であった。2月の低下は、電子部品・デバイス工業、情報通信機械工業、輸送機械工業等により、3月の上昇は、電子部品・デバイス工業、電気機械工業、輸送機械工業等による。1月の実現率は1.0%、2月の予測修正率は0.1%低下となった。

製造工業生産予測調査 (季節調整済前月比(%))

平成17年=100

注)▲はマイナスを示す。
平成22年1月 平成22年2月 平成22年3月 平成22年1月調査
1.3 0.3   平成22年2月調査
  ▲0.8 1.6

3.まとめ

1月の生産は、前月比2.5%の上昇となった。また、製造工業生産予測調査によると、2月低下の後、3月は上昇を予測している。総じてみれば、生産は持ち直しの動きで推移している。

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