No.215:粗鋼10ヵ月連続前年増も、4ヵ月振り900万トン台割れ 自販連、軽自連が2010年8月の国内自動車販売台数速報発表

平成22年9月21日(火)Vol.215

粗鋼10ヵ月連続前年増も、4ヵ月振り900万トン台割れ

自販連、軽自連が2010年8月の国内自動車販売台数速報発表

 
日本鉄鋼連盟はこのほど、2010年8月の鉄鋼生産動向を発表した。概要は次の通り。

2010年8月の鉄鋼生産動向をみると、銑鉄、粗鋼、熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)とも前月比では減少したが、前年同月比では増加した。

銑鉄生産は684.4万トンと前月に比べ24.1万トン、3.4%減少、前年同月比9.7%増加となり、前年同月比では10ヵ月連続の増加となった。

8月末の高炉稼働基数は前月同様の33基中27基であった。

粗鋼生産は889.9万トンと、前月比32.4万トン、3.5%減少、前年同月比7.1%増加となり、前年同月比で10ヵ月連続の増加となったが、4ヵ月振りで900万トン台割れとなった。前年同月比の伸び率は2桁台が8ヵ月続いた後、1桁台に縮小した。8月の1日当たり粗鋼生産は28.71万トンで、7月の同29.75万トン比1.04万トン、3.5%減だった。

炉別生産をみると、転炉鋼が706.1万トンと前月比3.5%減(前年同月比6.9%増)、電炉鋼が183.8万トンと同3.6%減(同7.9%増)となり、前年同月比でみると転炉鋼が10ヵ月連続の増加、電炉鋼は9ヵ月連続の増加となった。

鋼種別生産では、普通鋼が694.8万トンと前月比2.1%減(前年同月比1.9%増)、特殊鋼が195.1万トンと同8.2%減(同31.4%増)となり、前年同月比では普通鋼が10ヵ月連続の増加、特殊鋼は9ヵ月連続の増加となった。

熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)生産は795.2万トンと前月に比べ8.3万トン、1.0%減(前年同月比9.0%増)と、前年同月比では9ヵ月連続の増加となった。

普通鋼熱間圧延鋼材(一般)の生産は628.9万トンと前月比0.4万トン、0.1%増(前年同月比3.8%増)と、前年同月比では10ヵ月連続の増加となった。

品種別では、条鋼類は127.2万トン、前月比7.9%減(前年同月比16.8%減)で、前年同月比では2ヵ月連続の減少となった。鋼板類は495.2万トン、同2.5%増(同10.3%増)となり、前年同月比では10ヵ月連続の増加となった。

主要品種の生産内訳をみると、最大のウエイトを占める広幅帯鋼が380.7万トン(前月比1.2%増、前年同月比7.1%増)と、前年同月比で10ヵ月連続の増加となった。厚板は109.0万トン(同9.0%増、同24.4%増)と、前年同月比で6ヵ月連続の増加となった。一方、条鋼類では小形棒鋼が62.5万トン(同6.1%減、同15.3%減)が前年同月比で3ヵ月連続の減少となった。H形鋼は23.1万トン(同7.7%減、同21.8%減)と同2ヵ月連続の減少、大形形鋼は8.1万トン(同12.6%増、同13.1%減)と同4ヵ月連続の減少、中小形形鋼は5.8万トン(同25.2%減、同24.8%減)と同2ヵ月連続の減少となった。

特殊鋼熱間圧延鋼材の生産は166.3万トンと、前月に比べ8.7万トン、5.0%減(前年同月比35.0%増)となり、前年同月比では9ヵ月連続の増加となった。

全国鉄鋼生産高 Excel

全国鋼材生産高 Excel

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