No.237:鉄鋼輸出、前年同月比0.6%減、前月比8.8%減 鉄連、2010年10月の鉄鋼輸出入実績概況発表
No.238:軽除く新車販売、前月比増でも前年比3ヵ月連続減 軽自動車は前年比・前月比とも32%減 自販連、軽自連が2010年11月の国内自動車販売台数速報発表
No.239:紙・板紙出荷11ヵ月振りの前年同月比減 製紙連合、2010年10月の紙・板紙需給速報発表

平成22年12月2日(木)Vol.237

鉄鋼輸出、前年同月比0.6%減、前月比8.8%減

鉄連、2010年10月の鉄鋼輸出入実績概況発表

 
日本鉄鋼連盟は12月1日、2010年10月の鉄鋼輸出入実績概況を次の通り発表した。

2010年10月の鉄鋼輸出実績(全鉄鋼ベース)の数量は341.3万トン、金額はドルベース38億2 454万ドル、円ベース3 188億円であった。前年同月比でみると、数量が0.6%減と15ヵ月振りの減少となり、金額がドルベースでは21.2%増と10ヵ月連続の増加、円ベースでは12.2%増と10ヵ月連続の増加となった。前月比でみると、数量は8.8%減と3ヵ月振りの減少、金額はドルベースで4.8%減と3ヵ月振りの減少、円ベースでは6.3%減と2ヵ月振りの減少となった。

全鉄鋼ベースの仕向先別では、最大の韓国(80.9万トン、前年同月比17.9%減)が2ヵ月連続の減少、中国(59.9万トン、同5.6%増)が4ヵ月振りの増加、タイ(37.4万トン、同9.0%減)が12ヵ月振りの減少、台湾(29.9万トン、同11.1%減)が4ヵ月連続の減少、米国(9.2万トン、同34.6%減)が7ヵ月振りの減少となった。

一方、2010年10月の普通鋼鋼材輸入量は31.1万トン、前年同月比で15.3%増と10月連続の増加となり、前月比では16.6%増と4ヵ月振りの増加となった。

主要品種別にみると、熱延広幅帯鋼(12.4万トン、前年同月比4.1%増/10ヵ月連続増)、冷延広幅帯鋼(6.8万トン、同2.0%増/10ヵ月連続増)、亜鉛めっき鋼板(4.3万トン、同31.0%増/12ヵ月連続増)、厚板(2.3万トン、同約3.9倍/2ヵ月連続増)、線材(2.1万トン、同49.7%増/3ヵ月振り増)、溶鍛接鋼管(0.8万トン、同15.4%増/9ヵ月連続増)、形鋼(0.7万トン、同7.4%増/3ヵ月振り増)等が増加した。一方、棒鋼(0.2万トン、同40.3%減/6ヵ月振り減)等が減少した。

仕入先別では、韓国(19.8万トン、前年同月比4.5%増)が12ヵ月連続の増加、台湾(5.4万トン、同2.9%増)が2ヵ月振りの増加、中国(5.4万トン、同約2.2倍)が2ヵ月振りの増加となった。

鉄鋼輸出入実績概況 2010年10月 Excel

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平成22年12月2日(木)Vol.238

軽除く新車販売、前月比増でも前年比3ヵ月連続減

軽自動車は前年比・前月比とも32%減

自販連、軽自連が2010年11月の国内自動車販売台数速報発表

 
日本自動車販売協会連合会は12月1日、2010年11月の軽自動車除く国内新車販売台数速報を発表した。それによると、新車販売台数合計は前月比で5.2%の増とやや持ち直したものの、前年同月比では30.7%の大幅減の20万3 246台で、前年同月比3ヵ月連続の減少となった。エコカー減税のなくなったことが大きく響いた。

11月の販売台数を車種別にみると、普通乗用車が8万8 290台と前月比で3.2%増だが、前年同月比で25.1%の大幅減を示し、小型乗用車も9万173台で前月比4.7%増だが、前年同月比で40.1%の大幅減となり、乗用車計で前月比4.0%増となったものの、前年同月比で33.5%の大幅減となった。貨物車は普通・小型を合わせて2万4 075台で前月比14.9%増、前年同月比横這いを示した。バスは701台で前月比8.0%増となったものの、前年同月比で20.8%の大幅減を示した。

一方、全国軽自動車協会連合会も12月1日、2010年11月の軽四輪自動車販売台数速報を発表したが、新車販売台数合計は12万354台と前月比で8.4%増を示したものの、前年同月比で15.9%の減となった。

2010年11月新車販売台数速報 Excel

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平成22年12月2日(木)Vol.239

紙・板紙出荷11ヵ月振りの前年同月比減

製紙連合、2010年10月の紙・板紙需給速報発表

 
日本製紙連合はこのほど、2010年10月の紙・板紙需給速報を次のように発表した。

【概況】

◇紙・板紙の国内出荷は前年同月比2.5%減、前年11月以来11ヵ月振りのマイナス。紙は2.9%減、4ヵ月連続のマイナス。板紙は1.9%減、前年10月以来1年振りのマイナス。主要品種はマイナス。

◇紙・板紙の輸出は前年同月比9.6%減、前月に続きマイナス。紙は13.4%減、新聞用紙を中心にアジア向けの減少により2ヵ月連続のマイナス。板紙は52.1%増、段ボール原紙を中心にアジア向けの増加により12ヵ月連続のプラス。

◇紙・板紙の在庫は前月比5.8万トン増(紙3.8万トン増、板紙2.0万トン増)、紙、板紙とも前月の減少から増加。

【主要品種】

◇印刷・情報用紙の国内出荷は前年同月比3.1%減、4月以降7ヵ月連続のマイナス。輸出は4.7%減(主力の塗工紙はほぼ横ばいにとどまるも)、前年7月以来1年3ヵ月振りのマイナス。

◇包装用紙及び板紙の国内出荷は、猛暑による飲料需要が一服したこと、青果物の低調継続やエコカー減税の終了、煙草増税の反動等もあり、回復にブレーキ(包装用紙0.5%減、段ボール原紙2.0%減、白板紙2.7%減)。包装用紙は前年11月以来、段ボール原紙は前年9月以来のマイナス。白板紙は2ヵ月連続。

紙・板紙需給速報 2010年10月 Excel

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