平成20年2月1日(金)Vol.25
燃料油国内販売2カ月連続減、原油輸入は3ヵ月連続増
資源エネルギー庁が石油統計速報平成19年12月分発表(平成20年1月31日
)
1.原油の動向
12月の原油輸入量は2,197万kl、前年同月比104.1%と3ヵ月連続して前年を上回った。輸入量の多い順に見ると、次の通りとなっている。
(1)サウジアラビア(582万kl、前年同月比100.8%)
(2)アラブ首長国連邦(433万kl、同85.2%)
(3)イラン(288万kl、同98.1%)
(4)カタール(253万kl、同112.4%)
(5)クウェート(147万kl、同96.8%)
なお、今月の中東依存度は83.1%、前年同月に比べ5.5ポイント減と7ヵ月連続して前年を下回った。
2.燃料油の生産
燃料油の生産は2,074万kl、前年同月比105.0%と3ヵ月連続して前年を上回った。油種別にみると、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、軽油及びB・C重油は前年同月を上回ったが、灯油及びA重油は前年同月を下回った。
3.燃料油の輸入、輸出
燃料油の輸入は285万kl、前年同月比84.5%と3ヵ月連続して前年を下回った。
輸出は233万kl、同156.4%と3ヶ月連続して前年を上回った。
4.燃料油の国内販売
燃料油の国内販売は2,082万kl、前年同月比92.3%と2ヵ月連続して前年を下回った。油種別にみると、ジェット燃料油及びB・C重油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油及びA重油は前年同月を下回った。なお、ジェット燃料油は1956年(昭和31年)の調査開始以来の最高となった。
5.燃料油の在庫
燃料油の在庫は1,323万kl、前年同月比96.7%と9ヵ月連続して前年を下回った。油種別にみると、ガソリン、ナフサ、軽油及びB・C重油は前年同月を上回ったが、ジェット燃料油、灯油及びA重油は前年同月を下回った。
石油統計速報>> Excel