No.256:前年比で四輪車4ヵ月連続減、二輪車11ヵ月振り減 自工会が2011年1月の自動車生産実績発表
No.257:軽除く新車販売前年比6ヵ月連続減 軽自動車前年比9.0%減 自販連、軽自連が2011年2月の国内自動車販売台数速報発表
No.258国内出荷3ヵ月連続増、輸出5ヵ月連続減 製紙連合が2011年1月の紙・板紙需給速報発表

平成23年3月3日(木)Vol.256

前年比で四輪車4ヵ月連続減、二輪車11ヵ月振り減

自工会が2011年1月の自動車生産実績発表

 
日本自動車工業会はこのほど、2011年1月の自動車生産実績速報を発表した。概要は次の通り。

【四輪車】

1月の四輪車生産台数は706 107台で、前年同月の753 734台に比べ47 627台・6.3%の減少となり、4ヵ月連続で前年同月を下回った。

1月の車種別生産台数と前年同月比は次の通り。

◇ 乗用車

609 598台で47 008台・7.2%の減少となり、4ヵ月連続のマイナス。このうち普通車は362 887台で1 018台・0.3%の減少、小型四輪車は152 119台で36 135台・19.2%の減少、軽四輪車は94 592台で9 855台・9.4%の減少。?

◇ トラック

87 830台で1 892台・2.1%の減少となり、2ヵ月連続のマイナス。このうち普通車は39 921台で1 730台・4.5%の増加、小型四輪車は18 717台で909台・5.1%の増加、軽四輪車は29 192台で4 531台・13.4%の減少。?

◇ バス

8 679台で1 273台・17.2%の増加となり、4ヵ月連続のプラス。このうち大型は994台で192台・23.9%の増加、小型は7 685台で1 081台・16.4%の増加。

1月の国内需要は305 496台で前年同月比16.7%の減少であった。(うち乗用車259 081台で前年同月比19.0%の減少、トラック45 698台で同0.6%の減少、バスは717台で同25.5%の減少)

輸出は前年同月比107.3% (実績)

また、4~1月の生産累計は7 794 304台で、前年同期の7 77 919台に比べ716 385台・10.1%の増加であった。

このうち乗用車は6 706 934台で554 623台・前年同期比9.0%の増加、トラックは996 550台で144 734台・同17.0%の増加、バスは90 820台で17 028台・同23.1%の増加であった。

【二輪車】

1月の二輪車生産台数は54 619台で、前年同月の55 045台に比べ426台・0.8%の減少となり、11ヵ月ぶりで前年同月を下回った。

1月の車種別生産台数と前年同月比は次のとおり。

◇ 原付第一種

8 350台で 4 935台・144.5%の増加。

◇ 原付第二種

4 956台で 1 333台・ 21.2%の減少。

◇ 軽二輪車

5 794台で 2 334台・ 28.7%の減少。

◇ 小型二輪車

35 519台で 1 694台・ 4.6%の減少。

1月の国内需要(出荷)は28 811台で、前年同月比10.3%の増加となった。(うち原付第一種17 947台で前年同月比25.1%の増加、原付第二種7 838台で同14.3%の減少、軽二輪車1 367台で同16.6%の減少、小型二輪車1 659台で同68.3%の増加)

また、4~1月の生産累計は538 117台で、前年同期の479 191台に比べ58 926台・12.3%の増加であった。? このうち原付第一種は79 153台で508台・前年同期比0.6%の増加、原付第二種は68 129台で13 788台・同25.4%の増加、軽二輪車は90 771台で9 665台・同9.6%の減少、小型二輪車は300 064台で54 295台・同22.1%の増加であった。

四輪車生産実績速報 2011年1月 PDF

二輪車生産実績速報 2011年1月 PDF

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平成23年3月3日(木)Vol.257

軽除く新車販売前年比6ヵ月連続減 br /

軽自動車前年比9.0%減

自販連、軽自連が2011年2月の国内自動車販売台数速報発表

 
日本自動車販売協会連合会は3月1日、2011年2月の軽自動車除く国内新車販売台数速報を発表した。それによると、新車販売台数合計は25万2 634台で、前月比では35.0%の大幅増を示したものの、前年同月比14.3%の減となり、前年同月比6ヵ月連続の減少となった。

2月の販売台数を車種別にみると、普通乗用車が10万7 345台と前月比で44.2%の大幅増を示したものの、前年同月比で18.4%の2桁減を示し、小型乗用車も11万9 346台で前月比28.2%の大幅増をみせながらも、前年同月比で14.0%の2桁減となり、乗用車計では22万6 691台で前月比35.3像を示しながら、前年同月比で16.2%の減となった。貨物車は普通・小型を合わせて2万4 853台で前月比31.8%の大幅増となり、前年同月比では8.1%増を示した。バスは1 091台で前月比52.0%大幅増ながら、前年同月比で27.5%の大幅減を示した。

一方、全国軽自動車協会連合会も同日、2011年2月の軽四輪自動車販売台数速報を発表したが、新車販売台数合計は14万8 658台と前月比で25.6%の大幅増を示しながら、前年同月比で9.0%の減となった。

2011年2月新車販売台数速報 Excel

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平成23年3月3日(木)Vol.258

国内出荷3ヵ月連続増、輸出5ヵ月連続減

製紙連合が2011年1月の紙・板紙需給速報発表

 
日本製紙連合はこのほど、紙・板紙の2011年1月の紙・板紙速報を発表した。概要は次の通り。

【概況】

紙・板紙の国内出荷は前年同月比1.8%増、3ヵ月連続のプラス。うち、紙は0.2%増、前月のマイナスからプラスに転じたが、伸びは依然低調。板紙は4.1%増、3ヵ月連続のプラス。紙は一進一退も、板紙は09年11月以降、10年10月を除いてプラスとなっており、回復基調が定着。

紙・板紙の輸出は前年同月比8.5%減、5ヵ月連続のマイナス。また6ヵ月連続の10万トン割れ。紙を中心に中国、豪州向けが減少。

紙・板紙の在庫は前月比83千トン増。うち、紙は58千トン増、板紙は25千トン増、ともに3ヵ月振りの増加。

【主要品種】

印刷・情報用紙の国内出荷は前年同月比0.5%増、非塗工紙は1.1%減、前月に続くマイナスで低迷が継続。輸出は12.8%減、主力の塗工紙を中心に4ヵ月連続のマイナス。

段ボール原紙及び白板紙の国内出荷は、気温低下(厳冬)による冬物関連需要や家電エコポイント制度による買い替え需要の影響、飲料の回復等もあり、3ヵ月連続のプラス(段ボール原紙4.6%増、白板紙1.2%増)。他方、包装用紙(2.2%減)は反動増の一巡等から2ヵ月連続のマイナス。

紙板紙需給速報 2011年1月 Excel

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