No.285:燃料油生産、国内販売3ヵ月連続前年比割れ エネ庁 2011年5月の石油統計速報発表
No.286:四輪車8ヵ月連続前年比減、二輪車5ヵ月振り前年比 自工会 2011年5月の自動車生産実績速報発表
No.287:軽除く新車販売前年比9ヵ月連続減 軽自動車前年比18.3%減 自販連、軽自連が2011年6月の国内自動車販売台数速報発表

平成23年7月2日(土)Vol.285

燃料油生産、国内販売3ヵ月連続前年比割れ

エネ庁 2011年5月の石油統計速報発表

 
資源エネルギー庁は6月30日、2011年5月の石油統計速報を発表した。概要は次の通り。

1.原油の動向

5月の原油輸入量は1 517万Kl、前年同月比89.0%と3ヵ月連続して前年を下回った。輸入量の多い順に見ると、(1)サウジアラビア(505万Kl、前年同月比100.1%)、(2)アラブ首長国連邦(392万Kl、同103.3%)、(3)カタール(151万Kl、同83.0%)、(4)イラン(129万Kl、同84.8%)、(5)クウェート(97万Kl、同95.9%)、となっている。

なお、今月の中東依存度は86.5%、前年同月に比べ0.5ポイント減と2ヵ月連続して前年を下回った。

2.燃料油の生産燃料油の生産は1 330万Kl、前年同月比89.5%と3ヵ月連続して前年を下回った。油種別にみても、全油種(ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油、A重油及びB・C重油)について前年同月を下回った。

3.燃料油の輸入、輸出

燃料油の輸入は244万Kl、前年同月比81.4%と前年を下回った。

輸出は214万Kl、同94.4%と3ヵ月連続して前年を下回った。

4.燃料油の国内販売

燃料油の国内販売は1 373万Kl、前年同月比97.2%と3ヵ月連続して前年を下回った。油種別にみると、軽油及びB・C重油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油及びA重油は前年同月を下回った。

5.燃料油の在庫

燃料油の在庫は1 172万Kl、前年同月比98.7%と前年を下回った。油種別にみると、ジェット燃料油、灯油、軽油及びA重油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ及びB・C重油は前年同月を下回った。

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平成23年7月2日(土)Vol.286

四輪車8ヵ月連続前年比減、二輪車5ヵ月振り前年比

自工会 2011年5月の自動車生産実績速報発表

 
日本自動車工業会は6月30日、2011年5月の自動車販売実績速報を発表した。概要は次の通り。

【四輪車】

5月の四輪車生産台数は489 723台で、前年同月の709 113台に比べて219 390台・30.9%の減少となり、8ヵ月連続で前年同月を下回った。

5月の車種別生産台数と前年同月比は次のとおり。

◇ 乗用車

410 971台で197 821台・32.5%の減少となり、8ヵ月連続のマイナス。このうち普通車は234 870台で125 624台・34.8%の減少、小型四輪車は106 808台で46 302台・30.2%の減少、軽四輪車は69 293台で25 895台・27.2%の減少。

◇ トラック

4 804台で17 236台・18.7%の減少となり、6ヵ月連続のマイナス。このうち普通車は32 986台で7 573台・18.7%の減少、小型四輪車は14 656台で1 840台・11.2%の減少、軽四輪車は27 162台で7 823台・22.4%の減少。

◇ バス

3 948台で4 333台・52.3%の減少となり、3ヵ月連続のマイナス。このうち大型は535台で313台・36.9%の減少、小型は3 413台で4 020台・54.1%の減少。

5月の国内需要は237 364台で、前年同月比33.4%の減少であった。(うち乗用車200 461台で前年同月比33.3%の減少、トラック36 618台 で同33.2%の減少、バス285台で同53.2%の減少)輸出は前年同月比59.5%(実績)

また、1~5月の生産累計は2 687 467台で、前年同期の3 981 665台に比べ1294このうち乗用車は2 304 470台で1 144 668台・前年同期比33.2%の減少、トラックは353 294台で134 134台・同27.5%の減少、バスは29 703台で15 396台・同34.1%の減少であった。

四輪車生産実績速報 2011年5月 PDF

【二輪車】

5月の二輪車生産台数は53 105台で、前年同月の48 192台に比べ4 913台・10.2%の増加となり、5ヵ月振りで前年同月を上回った。

5月の車種別生産台数と前年同月比は次のとおり。

◇原付第一種……14 975台で 4 975台・ 49.8%の増加。

◇原付第二種…… 6 211台で 2 126台・ 52.0%の増加。

◇軽二輪車……… 5 969台で 829台・ 12.2%の減少。

◇小型二輪車… 25 950台で 1 359台・ 5.0%の減少。

5月の国内需要(出荷)は34 567台で、前年同月比15.6%の増加となった。(うち原付第一種24 781台で前年同月比15.6%の増加、原付第二種5 275台で同13.4%の増加、軽二輪車2 664台で同49.4%の増加、小型二輪車1 847台で同8.4%の減少)

輸出は前年同月比95.6% (実績)

また、1~5月の生産累計は247 273台で、前年同期の283 691台に比べ36 418台・12.8%の減少であった。

このうち原付第一種は44 807台で11 809台・前年同期比35.8%の増加、原付第二種は20 803台で5 284台・同20.3%の減少、軽二輪車は28 602台で8 666台・同23.3%の減少、小型二輪車は153 061台で34 277台・同18.3%の減少であった。

二輪車生産実績速報 2011年5月 PDF

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平成23年7月2日(土)Vol.287

軽除く新車販売前年比9ヵ月連続減

軽自動車前年比18.3%減

自販連、軽自連が2011年6月の国内自動車販売台数速報発表

 
日本自動車販売協会連合会は7月1日、2011年6月の軽自動車除く国内新車販売台数速報を発表した。

それによると、新車販売台数合計は22万5 024台で、前月比では58.3%の大幅増を示したものの、前年同月比では23.3%の大幅減となり、前年同月比9ヵ月連続の減少となった。

6月の販売台数を車種別にみると、普通乗用車が9万6 721台と前月比で68.8%の大幅増を示したものの、前年同月比で25.6%の大幅減を示し、小型乗用車も10万5 624台で前月比48.2%の大幅増をみせながらも、前年同月比で22.3%の大幅減となり、乗用車計では20万2 345台で前月比57.4%の大幅増を示しながら、前年同月比で23.9%の大幅減となった。貨物車は普通・小型を合わせて2万2 035台で前月比65.4%の大幅増を示しながら、前年同月比では17.5%の大幅減を示した。バスは644台で前月比126.0%の大幅増となったが、前年同月比では29.3%の大幅減を示した。

一方、全国軽自動車協会連合会も同日、2011年6月の軽四輪自動車販売台数速報を発表したが、新車販売台数合計は12万6 804台と前月比で33.2%の大幅増を示しながら、前年同月比で18.3%の大幅減となった。

2011年6月新車販売台数速報 Excel

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