平成23年12月29日(木)Vol.331
2ヵ月振りの低下でも今後は上昇予測
経産省 2011年11月の鉱工業生産・出荷在庫速報を発表
経済産業省は12月28日、2011年11月の鉱工業生産・出荷・在庫速報を発表し
た。概要は次の通り。
◇ 今月は、生産、出荷、在庫、在庫率とも低下であった。
◇ 製造工業生産予測調査によると、12月、1月とも上昇を予測している。
◇ 総じてみれば、生産は横ばい傾向にある。
平成17年=100
項目 | 季節調整済指数 | 原指数 | ||
指数 | 前月比(%) | 指数 | 前年同月比(%) | |
生産 | 90.1 | ▲2.6 | 94.2 | ▲4.0 |
出荷 | 91.5 | ▲1.5 | 94.7 | ▲4.5 |
在庫 | 102.8 | ▲0.8 | 106.8 | 8.0 |
在庫率 | 116.1 | ▲1.7 | 116.0 | 7.5 |
1. 11月の生産・出荷・在庫動向
(1) 生産
11月の生産は、前月比▲2.6%の低下と2ヵ月振りの低下(前年同月比は▲4.0%の低下)となり、指数水準は90.1(季節調整済)となった。生産の低下に寄与した業種は、輸送機械工業、情報通信機械工業、鉄鋼業等であった。品目別にみると、普通乗用車、小型乗用車、携帯電話等の順に低下に寄与している。
(2) 出荷
11月の出荷は、前月比▲1.5%の低下と2ヵ月振りの低下(前年同月比は▲4.5%の低下)となり、指数水準は91.5(季節調整済)となった。出荷の低下に寄与した業種は、情報通信機械工業、輸送機械工業、鉄鋼業等であった。
(3) 在庫
11月の在庫は、前月比▲0.8%の低下と2ヵ月振りの低下(前年同月比は8.0%の上昇)となり、指数水準は102.8(季節調整済)となった。在庫の低下に寄与した業種は、輸送機械工業、電気機械工業、情報通信機械工業等であった。
11月の在庫率は、前月比▲1.7%の低下と2ヵ月連続の低下(前年同月比は7.5%の上昇)となり、指数水準は116.1(季節調整済)となった。
2. 製造工業生産予測調査
製造工業生産予測調査によると、12月は前月比4.8%の上昇、1月は同3.4%の上昇であった。12月の上昇は、輸送機械工業、情報通信機械工業、一般機械工業等により、1月の上昇は、輸送機械工業、鉄鋼業、一般機械工業等による。
11月の実現率は▲3.4%、12月の予測修正率は▲1.4%となった。
製造工業生産予測調査 季節調整済前月比(%)
平成17年=100
平成23年11月 | 平成23年12月 | 平成24年1月 | |
平成23年11月調査 | ▲0.1 | 2.7 | |
平成23年12月調査 | 4.8 | 3.4 |
3. まとめ
11月の生産は、前月比▲2.6%の低下となった。また、製造工業生産予測調査によると、12月、1月とも上昇を予測している。総じてみれば、生産は横ばい傾向にある。
鉱工業生産・出荷・在庫速報 2011年11月 PDF
平成23年12月29日(木)Vol.332
前年比で粗鋼8.2%減、燃料油2.7%増
経産省、主要工業製品の2011年11月の生産速報発表
経済産業省は12月28日、主要工業製品の2011年11月の生産速報を発表した。
以下、鉄鋼と資源エネルギー関係に絞って概要をみると、まず鉄鋼は粗鋼生産量が869.7万トンと前月比で8.2%減、前年同月比で3.2%減を示した。
一方、資源エネルギー関係では、石油製品の生産量が燃料油計で1 528.9万?と前月比で2.7%の増だが、前年同月比では7.8%の減となった。
11月の鉄鋼生産を品種別にみると、普通鋼の熱間圧延鋼材では、鋼帯が328.5万トンで前月比8.6%減、前年同月比6.8%減。鋼板が105.3万トンで前月比0.3%の微増だが、前年同月比2.8%減。棒鋼が87.0万トンで前月比1.8%減だが、前年同月比7.4%増。形鋼が43.4万トンで前月比5.3%減だが、前年同月比2.5%増。線材が15.1万トンで前月比1.7%減だが、前年同月比04%の微増。普通鋼の冷間仕上・冷延広幅鋼帯は162.0万トンで前月比8.0%減で、前年同月比11.3%の2桁減。特殊鋼の熱間圧延鋼材は182.2万トンで前月比1.9%減だが、前年同月比3.7%増。メッキ鋼材の亜鉛メッキ鋼板は102.4万トンで前月比3.9%減、前年同月比も2.5%減を示した。
また、11月の石油生産を油種別にみると、重油がA重油とB・C重油を合わせて333.9万?で前月比8.8%増、前年同月比も5.2%増。ガソリンが461.3万?で前月比2.8%増だが、前年同月比6.1%減。軽油が314.9万?で前月比4.2%減で、前年同月比も15.2%減。灯油は需要最盛期を迎え171.8万?で前月比32.9%増だが、前年同月比10.6%の2桁減。ナフサが155.0
?で前月比4.2%増だが、前年同月比11.6%の2桁減。ジェット燃料油が92.1万?で前月比26.7%の大幅減で、前年同月比も15.2%の2桁減となった。
11月のコークスは289.4万トンで前月比3.1%減、前年同月比も4.3%減。液化ガスは29.9万トンで前月比4.8%増だが、前年同月比22.1%の大幅減。石灰石は1 199.2万トンで前月比0.5の微増だが、前年同月比0.2%の微減となった。
鉄鋼生産速報 2011年11月 Excel
資源エネルギー生産速報 2011年11月 Excel
http://www.admedia-tokyo.jp/backnumber/133/133a.xls Excel
平成23年12月29日(木)Vol.333
国内出荷で紙3ヵ月連続減、板紙4ヵ月連続増
製紙連合 2011年11月の紙・板紙需給速報発表
日本製紙連合会はこのほど、2011年11月の紙・板紙需給速報を発表した。概要は次の通り。
11月の紙・板紙の国内出荷は前年同月比横ばいだが、紙と板紙で明暗を分けた。紙は4.0%減で、3ヵ月連続の減少。板紙は5.4%増で、4ヵ月連続の増加となった。
主要品種は、非塗工紙(過半を占める上級紙が増加)と段ボー ル原紙を除き減少した。
紙・板紙の輸出は前年同月比48.8%減で、15ヵ月連続の減少。特に震災以降は紙を中心に国内向けの優先や円高等もありほぼ半減。
紙・板紙の在庫は前月比2.2トン減となった。内訳は紙が1.2トン増加したものの、板紙は3.4トン減であった。震災等による滅失はなかった。
主要品種についてみると、印刷・情報用紙の国内出荷は前年同月比4.9%減となった、輸入の増加に加え、価格修正に伴う前倒し需要の反動等も影響し減少した。輸出は60.1%減で、主力の塗工紙を中心に14ヵ月連続の減少となった。
衛生用紙の国内出荷は前年同月比2.3%減となった。震災以降高まった製品輸入の増加等もあり、7ヵ月連続の減少であった。
包装用紙及び板紙の国内出荷についてみると、包装用紙と白板紙は価格修正に伴う前倒し需要の反動等により包装用紙が7.0%減、白板紙3.2%減となった。他方、 段ボール原紙は7.0%増、価格修正に伴う前倒し需要等が影響し4ヵ月連続の増加であった。
紙・板紙需給速報 2011年11月 PDF
平成23年12月29日(木)Vol.334
前年比で四輪車生産2ヵ月連続増、二輪車3ヵ月連続減
自工会、2011年11月の自動車生産実績速報発表
日本自動車工業会は12月27日、2011年11月の自動車生産実績速報を発表した。概要は次の通り。
【四輪車】 11月の四輪車生産台数は838 135台で、前年同月の801 969台に比べて36 166台・4.5%の増加となり、2ヵ月連続で前年同月を上回った。 11月の車種別生産台数と前年同月比は次の通り。
乗用車 704 922台で15 154台・2.2%の増加となり、2ヵ月連続のプラス。このうち普通車は412 256台で3 252台・0.8%の減少、小型四輪車は180 033台で14 167台・8.5%の増加、軽四輪車は112 633台で4 239台・3.9%の増加だった。
トラック 122 435台で20 582台・20.2%の増加となり、2ヵ月連続のプラス。このうち普通車は54 196台で8 052台・17.4%の増加、小型四輪車は24 282台で4 022台・19.9%の増加、軽四輪車は43 957台で8 508台・24.0%の増加だった。
バス 10 778台で430台・4.2%の増加となり、6ヵ月連続のプラス。このうち大型は816台で3台・0.4%の減少、小型は9 962台で433台・4.5%の増加だった。 11月の国内需要は395 567台で、前年同月比22.2%の増加であった。うち乗用車323 659台で前年同月比25.1%の増加、トラック71 035台で同10.7%の増加、バス873台で同24.5%の増加となった。
輸出は前年同月比102.3%だった。 また、1~11月の生産累計は7 550 446台で、前年同期の8 881 053台に比べ1 330 607台・15.0%の減少であった。
このうち乗用車は6 434 066台で1 231 345台・前年同期比16.1%の減少、トラックは1 22 562台で93 922台・同8.4%の減少、バスは93 818台で5 340台・同5.4%の減少であった。
【二輪車】 11月の二輪車生産台数は58 055台で、前年同月の58 550台に比べ495台・0.8%の減少となり、3ヵ月連続で前年同月を下回った。 11月の車種別生産台数と前年同月比は次の通り。 原付第一種 6 423台で 325台 ・ 4.8%の減少。 原付第二種 4 720台で 2 131台・ 31.1%の減少。 軽二輪車 10 041台で 254台・ 2.6%の増加。 小型二輪車 36 871台で 1 707台 ・ 4.9%の増加。
11月の国内需要(出荷)は32 095台で、前年同月比4.4%の増加となった。うち原付第一種は、18 018台で前年同月比13.2%の増加、原付第二種は10 455台で同10.1%の減少、軽二輪車は2 185台で同10.2%の増加、小型二輪車は1 437台で同18.7%の増加だった。
輸出は前年同月比116.9%だった また、1~11月の生産累計は579 502台で、前年同期の609 262台に比べ29 760台・4.9%の減少であった。 このうち原付第一種は96 310台で16 912台・前年同期比21.3%の増加、原付第二種は61 487台で12 935台・同17.4%の減少、軽二輪車は96 566台で5 436台・同5.3%の減少、小型二輪車は325 139台で28 301台・同8.0%の減少であった。
四輪車生産実績速報 2011年11月 PDF
二輪車生産実績速報 2011年11月 PDF