No.353:燃料油生産 7ヵ月連続前年同月比割れ エネ庁 2012年1月の石油統計速報発表
No.354:四輪車 前年同月比18.6%増、4ヵ月連続プラス 自工会 2012年1月の自動車生産実績速報発表
No.355:軽除く新車販売前年比34.9%増、6ヵ月連続プラス 軽自動車 前年比13.4%、前月比22.1%増加 自販連、軽自連が2012年2月の国内自動車販売台数速報発表

平成24年3月1日(木)Vol.353

燃料油生産 7ヵ月連続前年同月比割れ

エネ庁 2012年1月の石油統計速報発表

 
資源エネルギー庁は2月29日、2012年1月の石油統計速報を発表した。概要は次の通り。

1.原油の動向

1月の原油輸入量は1 941万kl、前年同月比98.1%と3ヵ月連続して前年を下回った。輸入量の多い順に見ると、

(1)サウジアラビア(652万kl、前年同月比119.6%)、

(2)アラブ首長国連邦(418万kl、同92.0%)、

(3)イラン(167万kl、同77.5%)、

(4)カタール(156万kl、同67.4%)、

(5)クウェート(101万kl、同88.3%)、となっている。

なお、今月の中東依存度は82.6%、前年同月に比べ4.5ポイント減と2ヵ月連続して前年を下回った。

2.燃料油の生産

燃料油の生産は1 686万kl、前年同月比93.2%と7ヵ月連続して前年を下回った。油種別にみると、ナフサ及びB・C重油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ジェット燃料油、灯油、軽油及びA重油は前年同月を下回った。

3.燃料油の輸入、輸出

燃料油の輸入は317万kl、前年同月比110.1%と3ヵ月連続して前年を上回った。

輸出は154万kl、同58.9%と3ヵ月連続して前年を下回った。

4.燃料油の国内販売

燃料油の国内販売は1 841万kl、前年同月比102.0%と2ヵ月連続して前年を上回った。油種別にみると、ガソリン及びB・C重油は前年同月を上回ったが、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油及びA重油は前年同月を下回った。

5.燃料油の在庫

燃料油の在庫は1 131万kl、前年同月比100.8%と8ヵ月連続して前年を上回った。油種別にみると、灯油、軽油、A重油及びB・C重油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ及びジェット燃料油は前年同月を下回った。

石油統計速報 2012年1月 PDF

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平成24年3月1日(木)Vol.354

四輪車 前年同月比18.6%増、4ヵ月連続プラス

自工会 2012年1月の自動車生産実績速報発表

 
日本自動車工業会は2月29日、2012年1月の自動車販売実績速報を発表した。概要は次の通り。

【四輪車】

1月の四輪車生産台数は837 197台で、前年同月の706 107台に比べて131 090台・18.6%の増加となり、4ヵ月連続で前年同月を上回った。

1月の国内需要は415 931台で、前年同月比36.2%の増加であった。うち乗用車358 686台で前年同月比38.4%の増加、トラック56 504台で同23.6%の増加、バス741台で同3.3%の増加だった。

1月の車種別生産台数と前年同月比は次の通り。

◇乗用車

719 879台で110 281台・18.1%の増加となり、4ヵ月連続のプラス。このうち普通車は402 673台で39 786台・11.0%の増加、小型四輪車は191 013台で38 894台・25.6%の増加、軽四輪車は126 193台で31 601台・33.4%の増加。

◇トラック

107 532台で19 702台・22.4%の増加となり、4ヵ月連続のプラス。このうち普通車は46 044台で6 123台・15.3%の増加、小型四輪車は19 932台で1 215台・6.5%の増加、軽四輪車は41 556台で12 364台・42.4%の増加。

◇バス

9 786台で1 107台・12.8%の増加となり、8ヵ月連続のプラス。このうち大型は835台で159台・16.0%の減少、小型は8 951台で1 266台・16.5%の増加。

輸出は前年同月比104.1%だった。

また、4~1月の生産累計は7 330 202台で、前年同期の7 794 304台に比べ464 102台・6.0%の減少であった。

このうち乗用車は6 234 677台で472 257台・前年同期比7.0%の減少、トラックは1 5 461台で8 911台・同0.9%の増加、バスは90 064台で756台・同0.8%の減少であった。

【二輪車】

1月の二輪車生産台数は60 956台で、前年同月の54 619台に比べ6 337台・11.6%の増加となり、2ヵ月連続で前年同月を上回った。

1月の国内需要(出荷)は26 079台で、前年同月比9.5%の減少となった。うち原付第一種16 415台で前年同月比8.5%の減少、原付第二種6 302台で同19.6%の減少、軽二輪車1 811台で同32.5%の増加、小型二輪車1 551台で同6.5%減少した。

1月の車種別生産台数と前年同月比は次のとおり。

◇原付第一種

7 076台で 1 274台・ 15.3%の減少。

◇原付第二種

1817台で

◇軽二輪車

8 086台で 2 292台・ 39.6%の増加。

◇小型二輪車

43 977台で 8 458台・ 23.8%の増加。

輸出は前年同月比104.5%。

また、4~1月の生産累計は549 516台で、前年同期の538 117台に比べ11 399台・2.1%の増加であった。

このうち原付第一種は89 208台で10 055台・前年同期比12.7%の増加、原付第二種は54 716台で13 413台・同19.7%の減少、軽二輪車は95 277台で4 506台・同5.0%の増加、小型二輪車は310 315台で10 251台・同3.4%の増加であった。

四輪車生産実績速報 2012年1月 PDF

二輪車生産実績速報 2012年1月 PDF

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平成24年3月1日(木)Vol.355

軽除く新車販売前年比34.9%増、6ヵ月連続プラス

軽自動車 前年比13.4%、前月比22.1%増加

自販連、軽自連が2012年2月の国内自動車販売台数速報発表

 
日本自動車販売協会連合会は3月1日、2012年2月の軽自動車除く国内新車販売台数速報を発表した。

それによると、新車販売台数合計は33万3 213台で、前年同月比31.9%の大幅増で6ヵ月連続の増、前月比でも26.6の大幅増となった。東日本大震災、タイの洪水の影響から脱して復調を示している。

2月の販売台数を車種別にみると、普通乗用車が14万825台と前月比22.7%、前年同月比でも31.2%のともに大幅増を示し、小型乗用車は16万966台で前月比29.5%、前年同月比でも34.9%のともに大幅増となり、乗用車計では30万1 791台で前月比26.2%、前年同月比33.1%のともに大幅増となった。貨物車は普通・小型を合わせて3万317台で前月比29.5%、前年同月比でも22.0%のともに大幅増となった。バスは1 105台で前月比49.1%の大幅増、前年同月比では1.4%の微増を示した。

一方、全国軽自動車協会連合会も同日、2012年2月の軽四輪自動車販売台数速報を発表したが、新車販売台数合計は18万6 413台と前月比で22.1%、前年同月比でも13.4%の2桁増となった。

2012年2月新車販売台数速報 Excel

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