平成24年7月5日（木）Vol.386
軽除き前年比41％大幅増で10ヵ月連続、前月比も34％増
軽自動車 前年比約2.5倍増、前月比22.0％増
自販連、軽自連が2012年6月の国内新車販売台数速報発表
日本自動車販売協会連合会は7月2日、2012年6月の軽自動車除く国内新車販売台数速報を発表した。
それによると、軽自動車を除く新車販売台数合計は31万7 152台で､前年同月比40.9％の大幅増で10ヵ月連続の増、前月比でも34.2％の大幅増となった。
6月の販売台数を車種別にみると、普通乗用車が131 502台と前年同月比で36.0％、前月比も32.7％のともに大幅増。小型乗用車は151 302台で前年同月比43.2％、前月比も35.5％のともに大幅増。これにより乗用車計では282 084台で前年同月比39.8％、前月比も34.1％のともに大幅増となった。貨物車は普通・小型を合わせて33 341で前年同月比51.3％、前月比も34.4％の大幅増となった。バスは1 007台で前年同月比56.4％、前月比も36.8％の大幅増を示した。
一方、全国軽自動車協会連合会も同日、2012年5月の軽四輪自動車販売台数速報を発表した。新車販売台数合計は188 190台と前年同月比で144.9％増と約2.5倍の増加を示し、前月比でも22.0％の大幅増となった。
2012年6月新車販売台数速報 Excel
平成24年7月5日（木）Vol.387
国内出荷 前年比横這い、在庫2ヵ月連続増
製紙連合が5月の紙・板紙需給速報発表
日本製紙連合会はこのほど、5月の紙・板紙需給速報を発表した。概要は次の通り。
【概況】 紙・板紙の国内出荷は前年同月比0.7％増となった。ほとんど横ばいだが、前月の減少から増加に転じている。このうち、紙は0.4％増加、板紙は1.2％増加で、ともに2ヵ月振りの増加となった。
主要品種をみると、品種によって明暗が分かれ、新聞用紙、衛生用紙、段ボール原紙は増加したが、印刷・情報用紙、包装用紙、白板紙は減少した。 紙・板紙の輸出は、前年同月比22.9％の増加となった。震災前の水準には及ばなかったが、紙を中心に回復傾向を持続した。
紙・板紙の在庫は、前月比84千トン増となり、前月に続き増加した。うち、紙は73千トン、板紙は11千トンでともに2ヵ月連続の増。
【主要品種】 新聞用紙の国内出荷は、前年同月比6.4％増加となった。頁数、広告出稿の伸びよる4ヵ月連続の増加だった。
印刷・情報用紙の国内出荷は、前年同月比3.0％減少した。輸入の増加等が影響し前月に続き減少した。他方、輸出は28.2％増加した。量的には低調だが、主力の塗工紙を中心に前月に続き増加した。
衛生用紙の国内出荷は、前年同月比11.0％増となった。震災特需後の落ち込みの反動等もあり、主要品種の中では最大の伸びとなった。
包装用紙の国内出荷は、前年同月比4.8％減少し、8ヵ月連続の減少となった。落ち幅は縮小したものの、主要品種の中では前月に続き最大だった。
段ボール原紙の国内出荷は、前年同月比1.9％増加した。3月末まで旺盛であった青果物向けの反動等もあり、荷動きは全般的に低調だったが、営業日数の増加等が寄与し、前月の減少から増加に転じた。白板紙は3.3％減少した。落ち幅は縮小したものの、前月に続き減少だった。
紙・板紙需給速報 2012年5月 PDF
平成24年7月5日（木）Vol.388
前年同月比 輸出15ヵ月振り増加
鉄連 5月の鉄鋼輸出入実績概況発表
日本鉄鋼連盟は7月2日、5月の鉄鋼輸出入実績概況を発表した。概要は次の通り。
【5月鉄鋼輸出実績概況】
5月の鉄鋼輸出実績（全鉄鋼ベース）の数量は401.1万トンであった。5月の金額はドルベース44億7 068万ドル、円ベース3 590億円であった。前年同月比でみると、数量は21.0％増と15ヵ月振りの増加となり、2011年3月以来の400万トン越えとなった。金額はドルベースでは12.5％増と7ヵ月振りの増加、円ベースでも11.1％増と7ヵ月振りの増加となった。前月比でみると、数量は29.7％増と2ヵ月振りの増加、金額はドルベースで22.4％増、円ベースでも19.5％増とともに2ヵ月振りの増加となった。
普通鋼鋼材計(253.4万トン)の前年同月比は14.5％増と9ヵ月振りの増加となった。内訳をみると、熱延広幅帯鋼（94.7万トン、前年同月比50.5％増）が3ヵ月連続、亜鉛めっき鋼板(45.1万トン、同2.7％増)が15ヵ月振り、冷延広幅帯鋼(30.2万トン、同2.2％増)が9ヵ月振り、形鋼(9.3万トン、同34.5％増)が 4ヵ月振り、継目無鋼管(5.9万トン、同6.3％増)が2ヵ月連続、線材(5.2万トン、同12.8％増)が 3ヵ月連続、棒鋼(3.1万トン、同13.6％増) が2ヵ月振りで増加した。一方、厚板(29.5万トン、前年同月比11.4％減)が2ヵ月連続、溶鍛接鋼管(8.9万トン、同14.5％減)が2ヵ月連続、電気鋼板（6.4万トン、同25.4％減）が7ヵ月連続で減少した。また、前月比では、普通鋼鋼材計は24.9％増と2ヵ月振りに増加した。これを品種別にみると、溶鍛接鋼管(119.6％増)、形鋼(36.1％増)、熱延広幅帯鋼（34.4％増）、亜鉛めっき鋼板(32.6％増)、冷延広幅帯鋼(31.5％増)、線材（26.4％増）、継目無鋼管(17.1％増)等が増加した。一方、電気鋼板(9.3％減)、厚板（4.1％減）、棒鋼（3.4％減）等が減少した。
全鉄鋼ベースの仕向先別では、最大の韓国(75.8万トン、前年同月比9.6％減)が18ヵ月連続の減少、中国(59.4万トン、同3.3％増)が14ヵ月振りの増加、タイ(47.7万トン、同23.2％増)が7ヵ月振りの増加、台湾(33.8万トン、同25.1％増)が7ヵ月振りの増加、米国(21.9万トン、同53.8％増)が10ヵ月連続の増加となった。
【5月普通鋼鋼材輸入速報概況】
5月の普通鋼鋼材輸入量は39.5万トン、前年同月比で1.0％増と2ヵ月振りの増加となり、前月比でも15.5％増と2ヵ月振りの増加となった。
主要品種別にみると、冷延広幅帯鋼(9.3万トン、前年同月比38.1％増/2ヵ月連続増)、亜鉛めっき鋼板(4.7万トン、同22.9％増/13ヵ月連続増)、厚板(4.7万トン、同17.3％増/16ヵ月連続増)、溶鍛接鋼管(1.3万トン、同46.7％増/2ヵ月連続増) 等が増加した。一方、熱延広幅帯鋼(14.3万トン、前年同月比9.1％減/2ヵ月連続減)、線材(2.8万トン、同9.5％/2ヵ月連続減)、形鋼(0.2万トン、同83.8％減/4ヵ月連続減)、棒鋼(0.2万トン、同19.1％減/2ヵ月連続減)等が減少した。
仕入先別では、韓国(26.6万トン、前年同月比13.5％増)が31ヵ月連続の増加、台湾(8.2万トン、同10.5％増)が2ヵ月振りの増加、中国(4.3万トン、同44.0％減)が3ヵ月連続の減少となった。
鉄鋼輸出入実績概況 2012年5月 Excel
