No.39:国内向け前年同月比1.5%増で6ヵ月振り増加 輸出は前年同月比29.5%増で8ヵ月連続増加 日本鉄鋼連盟が2008年2月普通鋼鋼材需給速報発表

平成20年4月1日(火)Vol.39

国内向け前年同月比1.5%増で6ヵ月振り増加

輸出は前年同月比29.5%増で8ヵ月連続増加

日本鉄鋼連盟が2008年2月普通鋼鋼材需給速報発表

 
日本鉄鋼連盟は3月31日、2008年2月の普通鋼鋼材需給速報を発表した。

それによると、普通鋼鋼材出荷は、国内向けは515.0万トンで、前年同月比7.8万トン、1.5%増と6カ月振りの増加となった。また、前月比では13.3万トン、2.7%増であった。輸出向けは212.8万トンで、前年同月比48.5万トン、29.5%増と8カ月連続の増加、前月比では13.7万トン、6.9%増であった。この結果、出荷合計は前年同月(671.4万トン)比56.3万トン、8.4%増の727.8万トンと3カ月連続で増加した。

一方、生産は699.5万トンで、前年同月(647.5万トン)比52.0万トン、8.0%増と3カ月連続の増加となった。

2月末のメーカー・問屋在庫は、前月末(687.5万トン)比28.3万トン、4.1%減の659.3万トンとなった。内訳をみると、メーカー在庫は前月末(539.3万トン)比22.9万トン、4.2%減の516.5万トンと5カ月振りの減少、問屋在庫は前月末(148.2万トン)比5.4万トン、3.6%減の142.8万トンと、2カ月連続の減少となった。

国内・輸出別では、国内向在庫が前月末(562.2万トン)比23.0万トン、4.1%減の539.2万トンと2カ月連続で減少し、輸出船待在庫も前月末(125.4万トン)比5.3万トン、4.2%減の120.1万トンと2カ月振りの減少となった。

また、在庫増減についてみると、在庫が前月末比1万トン以上減少した品種は、鋼帯(幅600mm以上)(10.6万トン減の161.6万トン)、亜鉛めっき鋼板(3.5万トン減の107.4万トン)、小形棒鋼(3.4万トン減の62.5万トン)、H形鋼(2.9万トン減の31.1万トン)、その他の金属めっき鋼板(1.8万トン減の14.2万トン)、鋼管(1.3万トン減の58.6万トン)、中小形形鋼(1.3万トン減の10.8万トン)、軌条(1.2万トン減の3.1万トン)、大形形鋼(1.1万トン減の9.3万トン)の各品種、前月比1万トン以上増加した品種は鋼板(3.3万トン増の69.9万トン)のみであった。

以上の結果、2月末の在庫率は、前月末の98.1%から7.5ポイント低下して90.6%となり、21カ月連続して100%を下回った。一方、国内在庫率は前月末の112.1%から7.4ポイント低下して104.7%となったが、11カ月連続で100%を上回った。

普通鋼鋼材需給速報 Excel

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