平成25年2月6日(水)Vol.439
前年比で生産2ヵ月連続増、出荷5ヵ月連続減
鉄連 2012年12月の普通鋼鋼材需給速報発表
日本鉄鋼連盟は2月4日、2012年12月の普通鋼鋼材需給速報を発表した。概要は次の通り。
12月の普通鋼鋼材生産は、前年同月(566.0万トン)比18.6万トン・3.3%増の584.5万トンと2ヵ月連続の増加となった。また、前月比では16.8万トン・2.8%減少した。
12月の出荷は、国内向けは362.1万トンで、前年同月比では18.1万トン・4.8%減と5ヵ月連続の減少となった。また、前月比でも20.1万トン・5.3%減少した。輸出向けは236.7万トンで、前年同月比で29.3万トン・14.2%増となり、6ヵ月連続の増加となった。また、前月比でも20.7万トン・9.6%増加した。
この結果、出荷合計では、前年同月(587.6万トン)比11.2万トン・1.9%増の598.9万トンと2ヵ月連続の増加となった。また、前月比でも0.7万トン・0.1%の増加となった。
12月末のメーカー・問屋在庫は、前月末(657.9万トン)比14.3万トン・2.2%減の643.6万トンで、2ヵ月振りの減少となった。内訳をみると、メーカー在庫が前月末(523.1万トン)比15.7万トン・3.0%減の507.4万トンと2ヵ月振りの減少となった。また、問屋在庫は前月末(134.8万トン)比1.4万トン・1.0%増の136.2万トンと3ヵ月振りの増加となった。
国内・輸出別では、国内向在庫が前月末(542.8万トン)比2.1万トン・0.4%増の544.9万トンと3ヵ月振りの増加となった。また、輸出船待在庫は前月末(115.1万トン)比16.4万トン・14.3%減の98.7万トンと3ヵ月振りの減少となった。
在庫増減についてみると、在庫が前月末比1万トン以上減少した品種は、鋼帯(幅600㎜以上)(10.5万トン減の157.6万トン)、冷延広幅帯鋼(3.2万トン減の57.9万トン)、鋼管(2.9万トン減の48.5万トン)、鋼板(2.0万トン減の64.3万トン)、鋼矢板(1.2万トン減の5.6万トン)、普通線材(1.1万トン減の4.8万トン)であった。一方、在庫が前月末比1万トン以上増加した品種は、その他の金属めっき鋼板(1.6万トン増の26.5万トン)、ティンフリースチール(1.3万トン増の9.4万トン)、小形棒鋼(1.2万トン増の65.4万トン)であった。
12月末の在庫率(在庫&出荷)は、前月末の110.0%から2.5ポイント低下し107.5%となったが、9ヵ月連続で100%を上回った。うち、国内在庫率は前月末の142.0%から8.5ポイント上昇し150.5%となった。
普通鋼鋼材需給速報 2012年12月 Excel
平成25年2月6日(水)Vol.440
四輪車生産 前年比で4ヵ月連続減
自工会 2012年12月の乗用車生産実績速報発表
日本自動車工業会はこのほど、2012年12月の四輪車の生産実績速報を発表した。概要は次の通り。
12月の四輪車生産台数は702 285台で、前年同月の848 250台に比べて145 965台・17.2%の減少となり、4ヵ月連続で前年同月を下回った。
12月の車種別生産台数と前年同月比は次の通り。
【乗用車】
596 158台で128 301台・17.7%の減少となり、4ヵ月連続のマイナス。
このうち普通車は341 389台で71 315台・17.3%の減少、小型四輪車は133 075台で57 708台・30.2%の減少、軽四輪車は121 694台で722台・0.6%の増加。
【トラック】
96 349台で17 151台・15.1%の減少となり、4ヵ月連続のマイナス。
このうち普通車は44 636台で4 384台・8.9%の減少、小型四輪車は21 615台で131台・0.6%の増加。軽四輪車は30 098台で12 898台・30.0%の減少。
【バス】
9 778台で513台・5.0%の減少となり、3ヵ月振りにマイナス。
このうち大型は798台で40台・4.8%の減少、小型は8 980台で473台・5.0%の減少。
12月の国内需要は338 504台で、前年同月比3.1%の減少であった。うち乗用車284 047台で前年同月比2.0%の減少、トラック53 649台で同8.3%の減少、バス808台で同6.2%減少した。
輸出は前年同月比12.7%の減少だった。
また、2012年(1~12月)の生産台数は9 942 711台で、前年の8 398 630台に比べ1 544 081台・18.4%の増加となり、2年振りにプラスとなった。
このうち乗用車は8 554 219台で前年比19.5%の増加となり、2年振りにプラス、トラックは1 266 272台で同11.5%の増加となり、2年振りにプラス、バスは122 220台で同17.4%の増加となり、2年振りにプラスとなった。
2012年(1~12月)の国内需要は5 369 721台で、前年に比べ 27.5%の増加となり、2年振りにプラスとなった。
このうち乗用車は4 572 333台で前年比29.7%の増加、トラックは785 450台で同16.4%の増加、バスは11 938台で同12.1%の増加であった。
2012年(1~12月)の輸出は前年比7.5%の増加となった。
四輪車生産実績速報 2012年12月 PDF
四輪車販売実績速報 2012年暦年 PDF
平成25年2月6日(水)Vol.441
軽除き前月比7.0%増、前年比12.9%減
軽は前月比24.3%、前年比1.1%ともに増
自販連、軽自連が2013年1月の国内新車販売台数速報発表
日本自動車販売協会連合会は2月1日、2013年1月の軽自動車除く国内新車販売台数速報を発表した。
それによると、軽自動車を除く新車販売台数合計は22万9 333台で、前月比7.0%の増だが、前年同月比12.9%の2桁減となった。
1月の販売台数を車種別にみると、普通乗用車が9万6 946台と前月比4.0%増だ、年同月比15.5%の2桁減。小型乗用車は10万9 599台で前月比17.7%増だが、前年同月比11.8%の2桁減となった。これにより乗用車計では20万6 545台で前月比10.8%増だが、前年同月比13.6%減となった。貨物車は普通・小型を合わせて2万2 179台で前月比は18.6%の2桁減で、前年同月比も5.3%の減となった。バスは609台で前月比24.6%、前年同月比17.8%のともに大幅減だった。
一方、全国軽自動車協会連合会も同日、2013年1月の軽四輪自動車販売台数速報を発表した。新車販売台数合計は15万4 166台と前月比24.3%の大幅増で、前年同月比1.1%の微増となった。
2013年1月新車販売台数速報 Excel