平成25年11月2日(土)Vol.509
生産 前年比7ヵ月連続、出荷3ヵ月連続増
鉄連 9月の普通鋼鋼材需給速報発表
日本鉄鋼連盟は10月31日、9月の普通鋼鋼材需給速報発表を発表した。概要は次の通り。
9月の普通鋼鋼材生産は、前年同月(611.4万トン)比24.4万トン・4.0%増の635.8万トンと7ヵ月連続の増加となった。また、前月比でも14.2万トン・2.3%増加した。
9月の出荷は、国内向けは413.2万トンで、前年同月比では27.0万トン・7.0%増と3ヵ月連続の増加となった。また、前月比でも36.9万トン・9.8%増加した。輸出向けは220.9万トンで、前年同月比で2.9万トン、1.3%減と2ヵ月連続の減少となった。また、前月比でも8.1万トン・3.5%減少した。
この結果、出荷合計では、前年同月(610.0万トン)比24.2万トン・4.0%増の634.1万トンと3ヵ月連続の増加となった。また、前月比でも28.8万トン・4.8%の増加となった。
9月末のメーカー・問屋在庫は、前月末(646.9万トン)比1.7万トン・0.3%増の648.6万トンで、2ヵ月連続の増加となった。内訳をみると、メーカー在庫が前月末(514.0万トン)比5.9万トン・1.1%増の519.9万トンと2ヵ月連続の増加となった。また、問屋在庫は前月末(132.9万トン)比4.2万トン・3.1%減の128.7万トンと2ヵ月振りの減少となった。
国内・輸出別では、国内向在庫が前月末(553.3万トン)比0.8万トン・0.2%増の554.2万トンと2ヵ月連続の増加となった。また、輸出船待在庫は前月末(93.5万トン)比0.8万トン・0.9%増の94.4万トンと3ヵ月振りの増加となった。
在庫増減についてみると、在庫が前月末比1万トン以上増加した品種は、亜鉛めっき鋼板(4.7万トン増の95.5万トン)、鋼板(3.8万トン増の62.7万トン)、小形棒鋼(3.1万トン増の65.3万トン)、その他の金属めっき鋼板(1.6万トン増の29.9万トン)であった。一方、在庫が前月末比1万トン以上減少した品種は、軌条(4.8万トン減の2.7万トン)、鋼管(4.5万トン減の51.6万トン)、鋼帯(幅600㎜以上)(1.9万トン減の168.6万トン)、冷延電気鋼帯(1.0万トン減の8.4万トン)であった。
9月末の在庫率(在庫÷ 出荷)は、前月末の106.9%から4.6ポイント低下し102.3%となり、2ヵ月連続で100%を上回った。うち、国内在庫率は前月末の147.0%から12.9ポイント低下し134.1%となった。
普通鋼鋼材需給速報 2013.09 Excel
平成25年11月1日(金)Vol.510
軽除き前年比27.4%増だが、前月比18.4%減
軽は前年比17.4%増だが、前月比20.8%減
自販連、軽自連が10月の国内新車販売台数速報発表
日本自動車販売協会連合会は11月1日、10月の軽自動車除く国内新車販売台数速報を発表した。
それによると、軽自動車を除く新車販売台数合計は26万4 587台で、前年同月比では17.3%の2桁増となったが、前月比では18.4%の2桁減となった。全車種で前年同月比、前月比ともに同様の傾向を示した
10月の販売台数を車種別にみると、普通乗用車が10万9 169台と前年同月比で27.4%の大幅増だが、前月比20.9%の大幅減。小型乗用車は12万3 753台で前年同月比11.7%の2桁増だが、前月比15.3%の2桁減となった。これにより乗用車計では23万42 922台で前年同月比18.6%の2桁増となったものの、前月比18.0%の2桁減となった。貨物車は普通・小型を合わせて3万847台で前年同月比8.8%増だが、前月比21.1%の大幅減となった。バスは818台で前年同月比12.4%の2桁増だが、前月比26.9%の大幅減だった。
一方、全国軽自動車協会連合会も同日、10月の軽四輪自動車販売台数速報を発表した。新車販売台数合計は15万7 083台と前年同月比で17.4%となったものの、前月比で20.8%の大幅減となった。
新車販売実績速報 平成25年10月 Excel