平成25年12月4日(水)Vol.516
前年比で生産8ヵ月連続増,出荷4ヵ月振り減
鉄連 10月の普通鋼鋼材需給速報発表
日本鉄鋼連盟は12月2日、普通鋼鋼材需給速報を発表した。概要は次の通り。
10月の普通鋼鋼材生産は、前年同月(605.9万トン)比26.6万トン・4.4%増の632.5万トンと8ヵ月連続の増加となった。また、前月比では3.1万トン・0.5%減少した。
10月の出荷は、国内向けは415.3万トンで、前年同月比では16.8万トン・4.2%増と4ヵ月連続の増加となった。また、前月比でも1.1万トン・0.3%増加した。輸出向けは200.0万トンで、前年同月比で17.5万トン、8.1%減と3ヵ月連続の減少となった。また、前月比でも21.0万トン・9.5%減少した。
この結果、出荷合計では、前年同月(615.9万トン)比0.7万トン・0.1%減の615.2万トンと4ヵ月振りの減少となった。また、前月比でも19.8万トン・3.1%の減少となった。
10月末のメーカー・問屋在庫は、前月末(647.4万トン)比17.3万トン・2.7%増の664.7万トンで、3ヵ月連続の増加となった。内訳をみると、メーカー在庫が前月末(518.7万トン)比28.2万トン・5.4%増の546.9万トンと3ヵ月連続の増加となった。また、問屋在庫は前月末(128.7万トン)比10.9万トン・8.5%減の117.7万トンと2ヵ月連続の減少となった。
国内・輸出別では、国内向在庫が前月末(553.0万トン)比7.7万トン・1.4%増の560.7万トンと2ヵ月振りの増加となった。また、輸出船待在庫は前月末(94.4万トン)比9.6万トン・10.2%増の104.0万トンと2ヵ月連続の増加となった。
在庫増減についてみると、在庫が前月末比1万トン以上増加した品種は、鋼板(5.4万トン増の68.1万トン)、冷延広幅帯鋼(3.0万トン増の56.7万トン)、鋼管(2.6万トン増の53.5万トン)、亜鉛めっき鋼板(2.2万トン増の97.8万トン)、鋼帯(幅600㎜以上)(1.5万トン増の170.1万トン)、軌条(1.1万トン増の3.8万トン)であった。一方、在庫が前月末比1万トン以上減少した品種は、小形棒鋼(1.7万トン減の63.6万トン)であった。
10月末の在庫率(在庫÷ 出荷)は、前月末の101.9%から6.1ポイント上昇し108.0%となり、3ヵ月連続で100%を上回った。うち、国内在庫率は前月末の133.5%から1.5ポイント上昇し135.0%となった。
普通鋼鋼材需給速報 2013年10月 Excel
平成25年12月4日(水)Vol.517
生産台数 前年比10%増、2ヵ月連続増
自工会 10月の四輪車生産台数速報発表
日本自動車工業会は11月29日、10月の四輪車生産速報を発表した。それによると、10月の四輪車生産台数は871、434台で、前年同月の791、386台に比べて80、048台・10.1%の増加となり、2ヵ月連続で前年同月を上回った。
10月の車種別生産台数と前年同月比は次の通り。
【乗用車】
744、908台で65、355台・9.6%の増加となり、2ヵ月連続のプラスだった。このうち普通車は431、472台で55、097台・14.6%の増加、小型四輪車は169、204台で6、036台・3.4%の減少、軽四輪車は144、232台で16、294台・12.7%の増加となった。
【トラック】
115、607台で15、006台・14.9%の増加となり、4ヵ月連続のプラスだった。このうち普通車は49、540台で3、455台・7.5%の増加、小型四輪車は24、664台で2、061台・9.1%の増加。軽四輪車は41、403台で9、490台・29.7%の増加となった。【バス】
10、919台で313台・2.8%の減少となり、7ヵ月振りにマイナスだった。このうち大型は904台で47台・4.9%の減少、小型は10、015台で266台・2.6%の減少となった。
10月の国内需要は421、670台で、前年同月比17.3%の増加であった。うち乗用車は354、497台で前年同月比18.4%の増加、トラックは66、355台で同12.0%の増加、バスは818台で同12.4%の増加となった。
輸出は前年同月比6.5%の増加となった。
また、1~10月の生産累計は7、997、055台で、前年同期の8、474、085台に比べ477、030台・5.6%の減少であった。
このうち乗用車は6、802、157台で505、848台・前年同期比6.9%の減少、トラックは1、082、873台で17、405台・同1.6%の増加、バスは112、025台で11、413台・同11.3%の増加であった。
四輪車生産実績速報 2013年10月 PDF
平成25年12月4日(水)Vol.518
軽除き前年比18.4%増、前月比4.5%減
軽は前年比20.7%増、前月比15.2%増
自販連、軽自連が11月の国内新車販売台数速報発表
日本自動車販売協会連合会は12月2日、11月の軽自動車除く国内新車販売台数速報を発表した。
それによると、軽自動車を除く新車販売台数合計は27
6、399台で、前年同月比では13.3%の2桁増、前月比でも4.5%の増となった。
11月の販売台数を車種別にみると、普通乗用車が11
9、188台と前年同月比で18.4%の2桁増で、前月比も9.2%の増。小型乗用車は11
3、309台で前年同月比9.1%の2桁増だが、前月比0.6%の微減となった。これにより乗用車計では24
2、497台で前年同月比13.4%の2桁増、前月比でも4.1%の増となった。貨物車は普通・小型を合わせて3
3、135台で前年同月比12.4%の2桁増、前月比も7.4%の増となった。バスは767台で前年同月比4.9%の増だが、前月比6.2%の減となった。
一方、全国軽自動車協会連合会も同日、11月の軽四輪自動車販売台数速報を発表した。新車販売台数合計は18
971台と前年同月比で20.7%の大幅増、前月比でも15.2%の2桁増となった。
新車販売実績速報 平成25年11月 Excel