No.565:前年比で生産2ヵ月連続減、出荷10ヵ月連続増 鉄連 4月の普通鋼鋼材需給速報発表

平成26年6月6日(金)Vol.565

前年比で生産2ヵ月連続減、出荷10ヵ月連続増

鉄連 4月の普通鋼鋼材需給速報発表

 
日本鉄鋼連盟は6月4日、4月の普通鋼鋼材需給速報を発表した。概要は次の通り。

4月の普通鋼鋼材生産は、前年同月(616.6万トン)比11.5万トン・1.9%減の605.1万トンと2ヵ月連続の減少となった。また、前月比でも71.1万トン・10.5%減少した。

4月の出荷は、国内向けは410.1万トンで、前年同月比では28.7万トン・7.5%増と10ヵ月連続の増加となった。また、前月比では38.7万トン・8.6%減少した。

輸出向けは191.9万トンで、前年同月比で26.3万トン、12.1%減と5ヵ月連続の減少となった。また、前月比でも43.2万トン・18.4%減少した。

この結果、出荷合計では、前年同月(599.6万トン)比2.4万トン・0.4%増の602.0万トンと2ヵ月振りの増加となった。また、前月比では82.0万トン・12.0%の減少となった。

4月末のメーカー・問屋在庫は、前月末(653.8万トン)比3.1万トン・0.5%増の656.9万トンで、3ヵ月振りの増加となった。内訳をみると、メーカー在庫が前月末(512.5万トン)比1.5万トン・0.3%増の513.9万トンと3ヵ月振りの増加となった。また、問屋在庫は前月末(141.3万トン)比1.7万トン・1.2%増の143.0万トンと2ヵ月連続の増加となった。

国内・輸出別では、国内向在庫が前月末(568.0万トン)比1.9万トン・0.3%減の566.1万トンと3ヵ月連続の減少となった。また、輸出船待在庫は前月末(85.7万トン)比5.0万トン・5.9%増の90.8万トンと3ヵ月振りの増加となった。

在庫増減についてみると、在庫が前月末比1万トン以上増加した品種は、鋼板(3.8万トン増の62.9万トン)、軌条・外輪(1.8万トン増の5.0万トン)、冷延電気鋼帯(1.5万トン増の9.2万トン)、その他の金属めっき鋼板(1.5万トン増の32.4万トン)、亜鉛めっき鋼板(1.1万トン増の102.4万トン)であった。

一方、在庫が前月末比1万トン以上減少した品種は、鋼帯(幅600㎜以上)(4.7万トン減の163.3万トン)、H形鋼(2.3万トン減の29.8万トン)であった。

4月末の在庫率(在庫÷出荷)は、前月末の95.6%から13.5ポイント上昇し109.1%となり、2ヵ月振りに100%を上回った。うち、国内在庫率は前月末の126.6%から11.5ポイント上昇し138.1%となった。

普通鋼鋼材需給速報 2014年4月 Excel

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