平成27年1月6日(火)Vol.600
前年比 粗鋼1.1%減、燃料油3.0%減
経産省・エネ庁が11月の生産動態統計速報発表
経済産業省と資源エネルギー庁は12月26日、11月の生産動態統計速報を発表した。それによると生産量は、鉄鋼の粗鋼生産量が917.3トンで前月比2.0%、前年同月比1.1%のともに減を示した。ほぼ前品種で前月比、前年同月比ともに減となった。また、石油製品の生産は燃料油計で1 520.7万㎘と前月比3.9%増だが、前年同月比3.0%の減となった。
鉄鋼の11月の生産を品種別にみると、普通鋼の熱間圧延鋼材で鋼帯が372.0万トンと前月比4.9%、前年同月比1.5%のともに減。鋼板が87.4万トンと前月比5.8%、前年同月比6.8%のともに減。小形棒鋼が81.2万トンと前月比3.7%増だが、前年同月比3.3%減。H形鋼が31.8万トンと前月比3.8%、前年同月比8.6%のともに減。線材が15.4万トンと前月比10.4%、前年同月比2.6%のともに減。冷間仕上鋼材の冷延広幅帯鋼が160.6万トンと前月比3.8%の、前年同月比5.2%のともに減。特殊鋼の熱間圧延鋼材は171.6万トンと前月比4.8%減で、前年同月0.1%の微減。冷間仕上鋼材の冷延広幅鋼帯は22.7トンと前月比2.9%増だが、前年同月比4.6%減。めっき鋼材の亜鉛めっき鋼板は95.0万トンと前月比3.8%、前年同月比7.5%のともに減を示した。
鉄鋼の出荷を品種別にみると、鋼帯が172.4万トンと前月比1.0%増だが、前年同月比6.3%減。鋼板が85.5万トンと前月比3.7%減で、前年同月比10.7%の2桁減。小形棒鋼が74.2万トンと前月比10.2%、前年同月比12.2%のともに2桁減。H形鋼が32.1万トンと前月比1.1%増だが、前年同月比6.6%の減。線材が14.6万トンと前月比0.6%の微減で、前年同月比12.7%の2桁減。冷延広幅帯鋼が58.2万トンと前月比1.0%、前年同月比1.72%のともに減。特殊鋼の熱間圧延鋼材が127.5万トンと前月比2.1%減だが、前年同月比0.6%の微増。冷延広幅帯鋼が19.9万トンと前月比1.1%、前年同月8.8%のともに減。亜鉛めっき鋼板が91.1万トンと前月比4.2%減で、前年同月比13.0%の2桁減となった。
鉄鋼の出荷を品種別にみると、鋼帯が172.4万トンと前月比1.0%増だが、前年同月比6.3%減。鋼板が85.5万トンと前月比3.7%減で、前年同月比10.7%の2桁減。小形棒鋼が74.2万トンと前月比10.2%、前年同月比12.2%のともに2桁減。H形鋼が32.1万トンと前月比1.1%増だが、前年同月比6.6%の減。線材が14.6万トンと前月比0.6%の微減で、前年同月比12.7%の2桁減。冷延広幅帯鋼が58.2万トンと前月比1.0%、前年同月比1.72%のともに減。特殊鋼の熱間圧延鋼材が127.5万トンと前月比2.1%減だが、前年同月比0.6%の微増。冷延広幅帯鋼が19.9万トンと前月比1.1%、前年同月8.8%のともに減。亜鉛めっき鋼板が91.1万トンと前月比4.2%減で、前年同月比13.0%の2桁減となった。
一方、石油生産を油種別にみると、重油がA重油とB・C重油を合わせて291.4万㎘と前月比3.9%増だが、前年同月比3.0%減。ガソリンが457.3万㎘で前月比3.1%、前年同月比1.3%のともに増。軽油が334.6万㎘と前月比2.4%増だが、前年同月比1.2%減。需要期に入った灯油が176.6万㎘と前月比22.0%の大幅増だが、前年同月比10.6%の2桁減。ナフサが163.3万㎘と前月比4.8%、前年同月比6.7%のともに減。ジェット燃料油が97.6㎘と前月比16.3%の2桁減だが、前年同月比8.0%の増となった。
燃料油の出荷を品種別にみると、重油が305.5万㎘と前月比7.0%の増だが、前年同月比13.7%の2桁減。ガソリンが468.0万㎘と前月比4.8%増だが、前年同月比0.1%の微減。軽油が348.5万㎘と前月比1.1%、前年同月比0.5%のともに微減。灯油が198.2万㎘と前月比40.7%の大幅増だが、前年同月比10.4%の2桁減。ナフサが362.0万㎘と前月比6.1%減だが、前年同月比2.0%減。ジェット燃料油が106.4万㎘と前月比12.4%の2桁減だが、前年同月比7.4%の増となった。
また、コークスの生産は276.0万トンと前月比3.6%、前年同月比2.8%のともに減。出荷は72.4万トンと前月比1.7%減だが、前年同月比14.4%の2桁増。液化石油ガスの生産は33.5万トンで前月比3.4%、前年同月比3.2%のともに増。出荷は51.9万トンと前月比10.4%、前年同月比10.5%のともに2桁増。石灰石の生産は1 276.0万トンと前月比1.6%、前年同月比5.1%のともに減。出荷は1 024.7万トンと前月比0.6%の微減で、前年同月比4.6%減となった。
※添付資料
鉄鋼統計速報 2014年11月 Excel
資源エネルギー統計速報 2014年11月 Excel
平成27年1月6日(火)Vol.601
前月比で生産0.6%、出荷1.4%減
経産省 11月の鉱工業生産・出荷・在庫速報発表
経済産業省は12月26日、11月の鉱工業生産・出荷・在庫速報を発表した。
同省では、11月の特長として、 ①生産、出荷は低下、在庫、在庫率は上昇であった ②製造工業生産予測調査によると12月、1月とも上昇を予測している ③総じてみれば生産は一進一退にある、としている。
平成22年=100
項目 | 季節調整済指数 | 原指数 | ||
指数 | 前月比(%) | 指数 | 前年同月比(%) | |
生産 | 97.8(98.4) | ▲0.6(0.4) | 96.0 | ▲3.8 |
出荷 | 97.2(98.6) | ▲1.4(0.6) | 95.5 | ▲4.5 |
在庫 | 112.4(111.3) | 1.0(▲0.4) | 115.8 | 6.4 |
在庫率 | 116.8(112.3) | 4.0(0.8) | 117.2 | 12.0 |
1. 11月の生産・出荷・在庫動向
【生産】
生産は、前月比▲0.6%の低下であった。業種別にみると、はん用・生産用・業務用機械工業、電気機械工業、金属製品工業等が低下し、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業、窯業・土石製品工業等が上昇した。
【出荷】
出荷は、前月比▲1.4%の低下であった。業種別にみると、はん用・生産用・業務用機械工業、電気機械工業、情報通信機械工業等が低下し、石油・石炭製品工業、輸送機械工業、鉄鋼業等が上昇した。
【在庫】
在庫は、前月比1.0%の上昇であった。業種別にみると、鉄鋼業、非鉄金属工業、電子部品・デバイス工業等が上昇し、輸送機械工業、はん用・生産用・業務用機械工業、繊維工業等が低下した。
2.製造工業生産予測調査
製造工業生産予測調査によると、12月は前月比3.2%の上昇、1月は同5.7%の上昇であった。
12月の上昇は、はん用・生産用・業務用機械工業、電気機械工業、情報通信機械工業等による。1月の上昇は、はん用・生産用・業務用機械工業、輸送機械工業、情報通信機械工業等による。
製造工業生産予測調査 (季節調整済前月比 (%))
平成22年=100
平成26年11月 | 平成26年12月 | 平成27年1月 | |
平成26年12月調査 今回の調査結果 |
3.2 | 5.7 | |
平成26年11月調査 前回の調査結果 |
2.3 | 0.4 |
平成27年1月6日(火)Vol.602
燃料油生産 前年同月比3%減
エネ庁 11月の石油統計速報発表
資源エネルギー庁は12月26日、11月の石油統計速報を発表した。概要は次の通り。
1.原油の動向
11月の原油輸入量は1 468万㎘、前年同月比82.7%と前年を下回った。輸入量の多い順にみると、
(1)サウジアラビア(453万㎘、前年同月比74.4%)
(2)アラブ首長国連邦(389万㎘、同84.5%)
(3)ロシア(157万㎘、同137.0%)
(4)カタール(139万㎘、同65.2%)
(5)クウェート(94万㎘、同94.2%)となっている。
なお、11月の中東依存度は79.9%、前年同月に比べ6.0ポイント減と4ヵ月振りに前年を下回った。
2.燃料油の生産
燃料油の生産は1 521万㎘、前年同月比97.0%と前年を下回った。油種別にみると、ガソリン及びジェット燃料油は前年同月を上回ったが、ナフサ、灯油、軽油、A重油及びB・C重油は前年同月を下回った。
3.燃料油の輸入、輸出
燃料油の輸入は332万㎘、前年同月比96.4%と4ヵ月連続して前年を下回った。
輸出は252万㎘、同112.7%と7ヵ月振りに前年を上回った。
4.燃料油の国内販売
燃料油の国内販売は1 555万㎘、前年同月比92.2%と8ヵ月連続して前年を下回った。油種別にみると、ジェット燃料油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油、A重油及びB・C重油は前年同月を下回った。
5.燃料油の在庫
燃料油の在庫は1 205万㎘、前年同月比108.6%と3ヵ月連続して前年を上回った。油種別にみると、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油、A重油及びB・C重油は前年同月を上回ったが、ガソリンは前年同月を下回った。
※添付資料
石油需給概要 平成26年11月 Excel
平成27年1月6日(火)Vol.603
5ヵ月連続前年同月比減
自工会 11月の四輪車生産実績速報発表
日本自動車工業会は12月26日、11月の四輪車販売実績速報を発表した。概要は次の通り。
11月の四輪車生産台数は743 289台で、前年同月の846 270台に比べて102 981台・12.2%の減少となり、5ヵ月連続で前年同月を下回った。
11月の車種別生産台数と前年同月比は次の通り。
【乗用車】
618 249台で100 884台・14.0%の減少となり、5ヵ月連続のマイナス。このうち普通車は360 165台で35 302台・8.9%の減少、小型四輪車は121 587台で41 409台・25.4%の減少、軽四輪車は136 497台で24 173台・15.0%の減少。
【トラック】
114 616台で1 868台・1.6%の減少となり、3ヵ月振りのマイナス。このうち普通車は52 590台で3 780台・7.7%の増加、小型四輪車は27 143台で1 102台・4.2%の増加。軽四輪車は34 883台で6 750台・16.2%の減少。
【バス】
10 424台で229台・2.1%の減少となり、3ヵ月振りにマイナス。このうち大型は842台で5台・0.6%の減少、小型は9 582台で224台・2.3%の減少。
11月の国内需要は416 139台で、前年同月比9.0%の減少であった。うち乗用車339 831台で前年同月比10.2%の減少、トラック75 520台で同3.2%の減少、バス788台で同2.7%の増加。
輸出は前年同月比11.5%の減少。
また、1~11月の生産累計は9 7 501台で、前年同期の8 843 461台に比べ164 040台・1.9%の増加であった。このうち乗用車は7 627 833台で106 543台・前年同期比1.4%の増加、トラックは1 250 372台で50 879台・同4.2%の増加、バスは129 296台で6 618台・同5.4%の増加であった。
平成27年1月6日(火)Vol.604
軽除き前年比8.8%減、前月比3.0%減
軽は前年比18.5%増、前月比13.0%増で好調
自販連、軽自連が12月の国内新車販売台数速報発表
日本自動車販売協会連合会は12月5日、11月の軽自動車除く国内新車販売台数速報を発表した。
それによると、軽自動車を除く新車販売台数合計は23万1 959台で、前年同月比8.8%、前月比3.0%のともに減となった。
11月の販売台数を車種別にみると、普通乗用車が10万1 626台と前年同月比で13.8%の2桁減だが、前月比1.1%の増を示した。小型乗用車は9万6 782台と前年同月比8.1%、前月比6.4%のともに減となった。これにより乗用車計では19万8 408台と前年同月比11.1%の2桁減で、前月比も2.7%の減となった。
貨物車は普通・小型を合わせて3万2 722台で前年同月比7.4%増だが、前月比5.2%の減となった。バスは829台で前年同月比2.9%、前月比5.2%のともに増となった。
一方、全国軽自動車協会連合会も同日、12月の軽四輪自動車販売台数速報を発表した。新車販売台数合計は燃費のよさからか売れ行き好調で、19万9 959台と前年同月比18.5%、前月比13.0%のともに2桁増となった。
※添付資料
新車販売速報 平成26年12月 Excel