No.842:生産 3カ月振り低下 経産省 4月の鉱工業生産・出荷・在庫速報発表
No.843:生産12カ月連続増も販売3カ月連続減 エネ庁 4月の石油統計速報発表
No.844:粗鋼 前年比4カ月連続減 燃料油 前月比12カ月連続増 経産省 4月の生産動態統計速報発表

令和4年6月12日(日)Vol.842

生産 3カ月振り低下

経産省 4月の鉱工業生産・出荷・在庫速報発表

経済産業省は5月31日、4月の鉱工業生産・出荷・在庫速報を発表した。それによると4月の鉱工業生産は、電気・情報通信機械工業などで上昇したものの、電子部品・デバイス工業などで低下したため、全体として前月比−1.3%と3カ月振りに低下した。経産省ではこの結果、基調判断を「足踏みをしている」に引き下げた。

生産 3カ月振り前月比低下

4月の鉱工業生産は、季節調整済指数95.2、前月比−1.3%と、3カ月振りの低下となった。

これまでの生産の動向については、昨年10月から12月にかけて、部材供給不足等の影響の緩和などを受けて、3カ月連続で上昇したが、本年1月は再び、部材供給不足や新型コロナウイルス感染症急拡大などの影響を受けて、低下した。

2月と3月は、部材供給不足や新型コロナウイルス感染症拡大等の影響が緩和したことなどを受けて、2カ月連続で上昇していたが、4月は海外需要の減少や中国でのロックダウン等の影響等を受けて、低下に転じた。

8業種が前月比上昇

4月の鉱工業生産を業種別にみると、全体15業種のうち7業種が前月比低下、8業種が前月比上昇という結果だった。

4月は、電気・情報通信機械工業などが上昇したものの、海外需要の減少や中国でのロックダウン等の影響を受けて、電子部品・デバイス工業や生産用機械工業などが低下したことから、全体として低下した。

主な低下寄与業種についてみると、低下寄与の最も大きかった電子部品・デバイス工業は、モス型半導体集積回路(メモリ)、アクティブ型液晶パネル(中・小型)、アクティブ型液晶パネル(大型)等が主な低下要因となっています。これらについては、いずれも海外向けの減少などを受けて、低下したものと考えられる。

また、次に低下寄与度の大きかった生産用機械工業は、ショベル系掘削機械、半導体製造装置、繊維機械等が主な低下要因となっている。ショベル系掘削機械については、中国でのロックダウン等による部材供給不足などを受けて低下した。

また、半導体製造装置や繊維機械については、前月の上昇からの反動減などにより、低下したものと考えられる。

出荷 全体で横ばい

4月の鉱工業出荷は季節調整済指数93.3、前月から横ばいとなった。業種別にみると、全体15業種のうち8業種が上昇、6業種が低下、1業種が横ばいとなった。

4月は、電気・情報通信機械工業などが上昇したものの、電子部品・デバイス工業などで低下したこと等から、全体として横ばいとなった。

上昇寄与の最も大きかった電気・情報通信機械工業は、リチウムイオン蓄電池、開閉制御装置、セパレート形エアコン等が主な上昇要因となっている。リチウムイオン蓄電池については、部材供給不足の緩和などにより、開閉制御装置が国内工場や公共施設向け等の増加などで、上昇したものと考えられる。

また、低下寄与の最も大きかった電子部品・デバイス工業は、モス型半導体集積回路(メモリ)、アクティブ型液晶パネル(中・小型)、アクティブ型液晶パネル(大型)等が主な低下要因となっている。これらは、生産と同様の理由で低下したものと考えられる。

財の需要先の用途別分類である財別出荷指数をみると、非耐久消費財が前月比2.8%の上昇、資本財(輸送機械除く)が同2.2%の上昇、建設財が同3.4%の上昇、耐久消費財が同0.1%の上昇となり、生産財を除き上昇した。

在庫 2カ月連続低下

4月の鉱工業在庫は季節調整済指数98.4、前月比−2.5%と、2カ月連続の低下となった。

業種別にみると、15業種のうち11業種が低下、3業種が上昇、1業種が横ばいとなった。

低下寄与業種の中では、特に電気・情報通信機械工業の低下寄与が大きく、その中では中国でのロックダウン等の影響などにより、生産の上昇幅が抑制されたことなどを受けて、在庫が低下したものと思われる。

在庫率 4カ月振り低下

4月の鉱工業在庫率は季節調整済指数115.6、前月比−3.2%と、4カ月振りの低下となった。

業種別にみると、15業種のうち10業種が低下、5業種が上昇となった。

在庫循環図をみると、一昨年第4四半期と昨年第1四半期は、「意図せざる在庫減局面」にあり、昨年第2四半期には、「在庫積み増し局面」に達し、第3四半期も継続したが、第4四半期では、「在庫積み上がり局面」に達しており、本年第2四半期(速報)まで継続している。

しかし、部材供給不足などによる生産減少の影響が含まれていることなどから、今後もう暫くその動向を注視していくことが必要だ。

4月の生産基調判断引き下げ

4月の鉱工業生産は、前月比1.3%の低下となった。生産は本年1月、部材供給不足や新型コロナウイルス感染症急拡大などの影響を受けて低下したが、2月と3月は部材供給不足や、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が緩和したことなどを受けて、2カ月連続で上昇していた。

こうした中、4月は、海外需要の減少や中国でのロックダウンなどの影響を受けて、再び低下に転じた。

また、先行きに関しては、企業の生産計画では、5月と6月はともに上昇となっているものの、5月の補正値は前月比0.5%の低下を見込んでおり、ならしてみると足踏みをしている状態にあると考えられる。

経産省ではこうした状況を踏まえ、鉱工業生産の4月の基調判断について、「足踏みをしている」に引き下げた。

経産省では今後、引き続き変異タイプの新型コロナウイルス感染症の拡大による内外経済への影響や、部材供給不足の影響、物価上昇の影響、ウクライナ情勢などについて、注視したいとしている。

製造工業生産予測指数

製造業の5、6月の生産計画

経産省では、5月初旬に実施した5月と6月の製造工業の生産計画予測調査結果から、両月を通して回復基調にあるものの、部品供給不足の影響等が生産の先行きに不透明感を与えていることから、企業の生産マインドは弱気が続いていると考えられるとしており、「引き続き、供給制約等の影響を注視する必要がある」とみている。

生産 両月とも上昇計画

5月の生産計画では、前月比4.8%の上昇見込みだった。この計画通りに生産されれば、5月の鉱工業生産の実績は、2カ月振りに前月比上昇が見込まれる。

但し、生産計画は生産実績よりも上振れする傾向がり、5月の生産計画について生産実績との間で生じるズレを統計的に補正すると、5月の生産実績の見通しは、前月比−0.5%と低下の見込みである。

6月の生産計画は、5月の計画から8.9%の上昇見込みとなっている。

5〜6月の生産計画

5月と6月の2カ月の生産計画による業種ごとの生産予測の伸び率を通してみると、以下のようになる。

5月の生産計画では、全体11業種のうち9業種が前月比上昇、2業種が前月比低下、6月の生産計画では、7業種が前月比上昇、4業種が前月比低下の計画となっている。

製造工業全体の生産は5〜6月を通して大幅に上昇する見込みであり、先行きの全体的な方向としては、回復基調と考えられる。

4月の鉱工業生産は、海外向けの減少で電子部品・デバイス工業が低下した他、中国・上海市のロックダウンの影響等から生産用機械工業や自動車工業が低下し、全体の生産も低下となった。

一方、5月の生産計画は、「半導体・フラットパネルディスプレイ製造装置」が含まれる生産用機械工業が、旺盛な半導体需要を背景に生産計画を伸ばすとともに、自動車産業を中心とした輸送機械工業の回復生産が全体を牽引する見込みとなっている。

但し、4月に引き続き中国・上海市のロックダウンの影響が自動車メーカーを中心に続いていることから、生産が下振れするリスクがあると考えられる。

6月の生産計画については、自動車産業を中心とした輸送機械工業の回復生産が続くととともに、半導体需要の好調を背景とした電子部品・デバイス工業の生産が伸びる見通しであり、全体としても非常に高い上昇が期待されている。

5〜6月の計画を通してみても、製造工業全体が回復基調で推移すると考えられる。

5月生産計画の強気と弱気

次に企業の生産マインドについてみたい。企業の生産マインドは、4月当初に調べた5月の生産計画が5月当初に再度調べ直した計画と比べ、どの程度変動したか(予測修正率)をみることで確認することが出来る。

5月の生産計画における予測修正率は、−3.7%となっており、14カ月連続で下方修正となっている。

生産計画が下方修正される状況が長期間続いている背景には、半導体不足等の供給制約の影響が及んでいることが考えられる。

特に本年に入ってから、計画は高いものの、実績は計画をかなり下回る状況が続いており、さらに生産計画も下方修正が続いていることから、企業の生産マインドは弱気であると考えられる。半導体不足を始め、様々な供給制約の発生が企業の生産マインドに影響を与えているものと考えられている。

生産計画を上方修正した企業数の割合から、下方修正した企業数の割合を引いた数値をみることで、企業の生産マインドを推し量ることが出来る。この数値の推移と、これまでの景気循環を重ねると、月々の上下動をならしたトレンドが概ね−5を下回ると、景気後退局面入りの可能性が高いという傾向がみられるが、5月の生産計画では、この数値の単月の値は−12.1、月々の上下動をならしたトレンドは−10.7となっている。単月、トレンド両方の数値が−5を下回っており、企業の生産マインドは弱気となっている。

ここからも、様々な供給制約の発生が企業の生産マインドに影響を与えていることが考えられる。

生産計画からの見通し

生産計画は5〜6月を通して、回復基調にあると考えられるが、一方で予測修正率等からみる企業の生産マインドは弱気が続いており、部品供給不足の影響等が、生産の先行きに不透明感を与えていると考えられる。

特に本年に入ってからは、生産計画に対し実績がかなり下振れる傾向が続いており、計画と実績の乖離にも注意が必要だ。

今後の生産の動向については、供給制約等が、企業の生産マインドに与える影響を注視する必要があると考える。

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令和4年6月12日(日)Vol.843

生産12カ月連続増も販売3カ月連続減

エネ庁 4月の石油統計速報発表

資源エネルギー庁は5月31日、4月の石油統計速報を発表した。概要は次の通り。

原油の動向

4月の原油輸入量は1,390万㎘、前年同月比109.9%と9カ月連続で前年を上回った。輸入量の多い順にみると、次のようになっている。

(1)サウジアラビア(611万㎘、前年同月比143.9%)

(2)アラブ首長国連邦(446万㎘、同89.5%)

(3)クウェート(105万㎘、同107.6%)

(4)カタール(99万㎘、同82.0%)

(5)ロシア(40万㎘、同98.9%)

4月の中東依存度は93.7%、前年同月に比べ1.9ポイント増と2カ月連続で前年を上回った。

燃料油の生産

燃料油の生産は1,141万㎘、前年同月比107.1%と12カ月連続で前年を上回った。油種別にみるとガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油及びB・C重油は前年同月を上回ったが、A重油は前年同月を下回った。

燃料油の輸入、輸出

燃料油の輸入は240万㎘、前年同月比70.4%と3カ月連続で前年を下回った。輸出は163万㎘、前年同月比126.7%と4カ月連続で前年を上回った。

燃料油の国内販売

燃料油の国内販売は1,137万㎘、前年同月比93.4%と3カ月連続で前年を下回った。油種別にみると、ジェット燃料油、A重油及びB・C重油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、灯油及び軽油は前年同月を下回った。

燃料油の在庫

燃料油の在庫は802万㎘、前年同月比92.3%と3カ月連続で前年を下回った。油種別にみると、ガソリン及びジェット燃料油は前年同月を上回ったが、ナフサ、灯油、軽油、A重油及びB・C重油は前年同月を下回った。

※添付資料

石油需給概要速報 令和4年4月  Excel

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令和4年6月12日(日)Vol.844

粗鋼 前年比4カ月連続減

燃料油 前月比12カ月連続増

経産省 4月の生産動態統計速報発表

経済産業省は5月31日、4月の主要品目の生産動態統計速報を発表した。4月の粗鋼生産は747.2万トンと前月比6.1%、前年同月比4.4%のともに減となった。これで前年同比では4カ月連続の減となった。製品別にみても生産量は期末の3月よりも減少したが、前年同月比でも多くの製品が減少している。

また、4月の石油製品生産量は燃料油計が1,141.0万㎘と前月比11.8%の2桁減だが、前年同月比7.1%の増となり、前年同月比で12カ月連続増となった。

【4月鉄鋼生産】

4月の銑鉄生産は532.7万トンと前月比6.8%、前年同月比6.2%のともに減となり、前年同月比では4カ月連続の減少となった。

粗鋼生産は747.1万トンと前月比6.1%、前年同月比4.4%のともに減となり、前年同月比では4カ月連続の減少となった。4月の1日当たり粗鋼生産は24.9万トンで、3月の同25.7万トン比2.9%減となった。

炉別生産では、転炉鋼が545.9万トンと前月比7.3%、前年同月比5.6%のともに減、電炉鋼が201.2万トンと前月比2.5%、前年同月比1.3%のともに減となり、前年同月比では転炉鋼は4カ月連続の減少、電炉鋼は2カ月連続の減少となった。

鋼種別生産では、普通鋼が578.3万トンと前月比4.7%、前年同月比3.3%のともに減、特殊鋼が168.8万トンと前月比10.6%、前年同月比8.1%ともに減となり、前年同月比では普通鋼は4カ月連続の減少、特殊鋼は3カ月連続の減少となった。

熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)の生産は658.2万トンと前月比7.8%、前年同月比4.5%ともに減となり、前年同月比では4カ月連続の減少となった。

普通鋼熱間圧延鋼材の生産は517.7万トンと前月比7.9%、前年同月比2.9%のともに減となり、前年同月比では4カ月連続の減少となった。

特殊鋼熱間圧延鋼材の生産は140.5万トンと前月比7.1%、前年同月比9.8%のともに減となり、前年同月比では3カ月連続の減少となった。

主要品種の生産内訳をみると普通鋼では、鋼帯が305.5万トンと前月比9.1%、前年同月比5.7%のともに減。冷延広幅帯鋼が111.4万トンと前月比17.2%、前年同月比19.1%のともに2桁減。鋼板が80.0万トンと前月比8.7%減だが、前年同月比9.6%増。小形棒鋼が68.3万トンと前月比3.1%、前年同月比6.0%のともに増。冷延電気鋼帯が11.2万トンと前月比6.5%、前年同月比5.3%のともに減となった。

特殊鋼では、熱間圧延鋼材が141.1万トンと前月比6.7%、前年同月比9.4%のともに減。冷延広幅帯鋼が23.3万トンと前月比4.3%、前年同月比5.3%のともに減。特殊鋼磨棒鋼・線類が16.3万トンと前月比7.4%減で、前年同月比12.3%の2桁減となった。

鋼管では、普通鋼熱間鋼管が30.1万トンと前年同月比5.9%減だが、前年同月比1.7%増。特殊鋼熱間鋼管が9.4万トンと前月比8.7%、前年同月比4.5%のともに減となった。

めっき鋼材では、亜鉛めっき鋼板が64.7万トンと前月比16.0%の2桁減で、前年同月比20.7%の大幅減となった

【4月の鉄鋼出荷】

4月の主要品種の出荷を品目別にみると、普通鋼では鋼帯が164.9万トンと前月比23.7%の大幅増で、前年同月比1.1%の増。冷延広幅帯鋼が55.3万トンと前月比9.3%減だが、前年同月比9.8%増。鋼板が78.2万トンと前月比12.9%の2桁減だが、前年同月比5.5%増。小型棒鋼が70.0万トンと前月比4.2%減だが、前年同月比8.8%増。H形鋼が28.9万トンと前月比17.1%の2桁減だがで、前年同月比8.7%増。線材が11.7万トンと前月比10.5%、前年同月比17.7%のともに2桁減となった。

特殊鋼では、熱間圧延鋼材が97.3万トンと前月比16.4%前年同月比、11.1%のともに2桁減。冷延広幅帯鋼が44.1万トンと前月比20.2%の大幅減で、前年同月比も7.7%減。特殊鋼磨棒鋼・線類が15.5万トンと前月比6.5%減で、前年同月比12.2%の2桁減となった。

鋼管では、普通鋼熱間鋼管が24.0万トンと前月比18.4%の2桁減で、前年同月比も1.7%減。特殊鋼熱間鋼管が8.1万トンと前月比13.9%の2桁減で、前年同月比も5.2%減。めっき鋼材では、亜鉛めっき鋼板が63.3万トンと前月比20.3%の大幅減で、前年同月比も19.4%の2桁減となった。

【4月の石油生産】

4月の石油製品の生産を油種別みると、多くの油種が前月比減だが、前年同月比増を示している。まず、重油は231.9万㎘と前月比7.6%減だが、前年同月比7.0%増。ガソリンが356.9万㎘と前月比10.5%の2桁減だが、前年同月比3.3%増。軽油が291.0万㎘と前月比8.5%減だが、前年同月比9.3%増。需要期終了の灯油が76.0万㎘と前月比36.4%の大幅減だが、前年同月比15.0%の2桁増。ナフサが109.8万㎘と前月比13.7%減だが、前年同月比4.8%増。ジェット燃料油が76.0万㎘と前月比4.9%減だが、前年同月比14.8%の2桁増。液化石油ガスが26.2万トンと前月比9.2%増だが、前年同月比3.5%減。アスファルトが21.0万トンと前月比1.9%増で、前年同月比27.1%の大幅増。潤滑油が19.4万㎘と前月比6.1%減だが、前年同月比14.2%の2桁増となった。

【4月の石油出荷】

4月の石油製品の出荷をみると、燃料油計で1,312.8万㎘と前月比12.6%の2桁減だが、前年同月比3.6%増となった。

油種別では、重油が226.9万㎘と前月比11.8%の2桁減だが、前年同月比4.0%増。ガソリンが369.8万㎘と前月比12.2%の2桁減だが、前年同月比0.7%の微増。軽油が300.2万㎘と前月比11.5%の2桁減だが、前年同月比9.5%増。灯油が73.3㎘と前月比45.7%のほぼ半減だが、前年同月比11.0%の2桁増。ナフサが273.2万㎘と前月比1.3%、前年同月比4.9%のともに減。ジェット燃料油が69.5万㎘と前月比3.8%減だが、前年同月比26.9%の大幅増。液化石油ガスが34.7万トンと前月比3.0%、前年同月比9.1%のともに減。アスファルトが12.1万トンと前月比32.4%、前年同月比29.3%ともに大幅減。潤滑油が21.5万㎘と前月比3.9%減だが、前年同月比14,5%の2桁増となった。

【4月のコークス・石灰石生産と出荷】

4月のコークスの生産は、242.8万トンと前月比4.5%、前年同月比4.0%のともに減。出荷は62.2万トンと前月比14.8%、前年同月比19.3%のともに2桁減となった。

4月の石灰石の生産は、1,053.2万トンと前月比10.8%の2桁減で、前年同月比0.9%の微減。出荷は875.9万トンと前月比6.8%、前年同月比1.9%のともに減となった。

※添付資料

鉄鋼統計速報 令和4年4月  Excel

資源エネルギー統計速報 令和4年4月  Excel