No.845:生産 3カ月振りの増 経産省 鉱工業生産・出荷・在庫速報発表
No.846:販売5カ月振りの前年比増 エネ庁 6月の石油統計速報発表
No.847:粗鋼 前年比6カ月連続減 燃料油 前年比14カ月連続増 経産省 6月の生産動態統計速報発表

令和4年8月12日(金)Vol.845

生産 3カ月振りの増

経産省 鉱工業生産・出荷・在庫速報発表

経済産業省は7月29日、6月の鉱工業生産・出荷・在庫速報を発表した。6月の鉱工業生産は、中国でのロックダウン等の解除などを受けて、自動車工業など多くの業種で上昇したことから、全体として前月比8.9%と、3カ月振りの上昇。経産省では6月の基調判断を「生産は一進一退」に引き上げた。

6月生産 3カ月振り前月比増

6月の鉱工業生産は、季節調整済指数95.8、前月比8.9%と、3カ月振りの上昇となった。

これまでの生産の動向については、本年1月に、部材供給不足や新型コロナウイルス感染症急拡大などの影響を受けて低下したが、2月と3月は部材供給不足や新型コロナウイルス感染症拡大等の影響が緩和したことなどを受けて、2カ月連続で上昇した。

その後、4月と5月は、中国でのロックダウン等の影響を受けて低下したが、6月は中国でのロックダウン等の解除などを受けて、3カ月振りに上昇に転じた。

前月比11業種増、4業種低下

6月の鉱工業生産を業種別にみると、全体15業種のうち11業種が前月比上昇、4業種が前月比低下という結果だった。

6月は、中国でのロックダウン等の解除などを受けて、自動車工業や電気・情報通信機械工業、電子部品・デバイス工業など、多くの業種が上昇したことから、全体として上昇した。

主な上昇寄与業種についてみると、上昇寄与度の最も大きかった自動車工業は普通乗用車、普通トラック等が主な上昇要因となっている。これらについては、いずれも中国でのロックダウン等の解除などを受けて、上昇したものと考えられる。

また、次に上昇寄与度の大きかった電気・情報通信機械工業は、基地局通信装置、自動車用電気照明器具等が主な上昇要因となっている。基地局通信装置については、国内事業者向けの増加などにより、自動車用電気照明器具については、完成車の生産増に伴う増加により、上昇したものと考えられる。

さらに、その次に上昇寄与度の大きかった電子部品・デバイス工業は、モス型半導体集積回路(メモリ)、アクティブ型液晶パネル(大型)等が主な上昇要因となっている。モス型半導体集積回路(メモリ)については、堅調な半導体需要により、アクティブ型液晶パネル(大型)については、タブレット端末用の需要の増加などにより、上昇したものと考えられる。

出荷 3カ月振り増

6月の鉱工業出荷は季節調整済指数93.3、前月比4.6%と、3カ月振りの上昇となった。

業種別にみると、全体15業種のうち13業種が上昇、2業種が低下となった。

6月は、中国でのロックダウン等の解除などを受けて、自動車工業や電気・情報通信機械工業、生産用機械工業など、多くの業種が上昇したことから、全体として上昇した。

上昇寄与度の最も大きかった自動車工業は普通乗用車、自動車エンジン等が主な上昇要因となっている。これらについては、いずれも生産と同様に、中国でのロックダウン等の解除などを受けて、上昇したものと考えられる。

また、次に上昇寄与度の大きかった電気・情報通信機械工業は、基地局通信装置やリチウムイオン蓄電池等が主な上昇要因となっている。基地局通信装置については、生産と同様に国内事業者向けの増加などにより、リチウムイオン蓄電池については、車載用の需要の増加などにより上昇した。

さらに、その次に上昇寄与度の大きかった生産用機械工業は、半導体製造装置、マシニングセンタ等が主な上昇要因となっている。これらについては、堅調な海外需要などを受けて上昇した。

財の需要先の用途別分類である財別出荷指数をみると、生産財が前月比5.2%の上昇、耐久消費財が同14.5%の上昇、資本財(輸送機械除く)が同7.4%の上昇、建設財が同2.1%の上昇となり、非耐久消費財を除き、上昇した。

在庫 4カ月振り増

6月の鉱工業在庫は季節調整済指数99.8、前月比2.1%と4カ月振りの上昇となった。

業種別にみると、15業種のうち11業種が上昇、4業種が低下となった。

上昇寄与業種の中では、特に自動車工業の上昇寄与が大きい。自動車工業では、中国でのロックダウン等の解除などにより、生産が上昇したことを受けて、在庫が上昇したものと思われる。

在庫率 2カ月振り低下

6月の鉱工業在庫率は、季節調整済指数118.4、前月比−1.0%と、2カ月振りの低下となった。

業種別にみると、15業種のうち8業種が低下、7業種が上昇となった。

在庫循環図をみると、一昨年第4四半期と昨年第1四半期は、「意図せざる在庫減局面」にあり、昨年第2四半期には、「在庫積み増し局面」に達し、第3四半期も継続したが、第4四半期では「在庫積み上がり局面」に達しており、本年第2四半期(速報値)まで継続している。

しかし、部材供給不足などによる生産減少の影響が含まれていることなどから今後、もう暫くその動向を注視していくことが必要だ。

6月基調判断 一進一退に引き上げ

6月の鉱工業生産は、前月比8.9%の上昇となった。

生産は、本年1月に部材供給不足や新型コロナウイルス感染症急拡大などの影響を受けて低下したが、2月と3月は部材供給不足や新型コロナウイルス感染症拡大の影響が緩和したことなどを受けて、2カ月連続で上昇していた。

こうした中、4月と5月は中国でのロックダウン等の影響を受けて低下していたが、6月は中国でのロックダウン等の解除などを受けて、大幅に上昇した。

また、先行きに関しては、企業の生産計画で7月と8月はともに上昇となっている一方で、7月の補正値は前月比0.9%の低下を見込んでおり、ならしてみると一進一退で推移していると考えられる。

経産省ではこうした状況を踏まえ、鉱工業生産の6月の基調判断については、「一進一退」に引き上げるとしている。

なお、経産省では今後も引き続き、変異タイプの新型コロナウイルス感染症の拡大による内外経済への影響や、部材供給不足の影響、物価上昇の影響などについて、注視したいとしている。

製造工業生産予測指数

7月の調査結果の概要

製造工業の生産計画は7月、8月を通して回復基調にあるものの、部材供給不足の影響等が生産の先行きに不透明感を与えていることから、企業の生産マインドは弱気が続いていると考えられる。引き続き、供給制約等の影響を注視する必要がある。

7、8月の生産ともに上昇計画

7月初旬に実施した7月と8月の企業生産予測調査の結果によれば、7月の生産計画では、前月比3.8%の上昇見込みである。この計画通りに生産されれば、7月の鉱工業生産の実績は、2カ月連続の上昇が見込まれる。

ただし、生産計画は、生産実績よりも上振れする傾向があり、7月の生産計画について、生産実績との間で生じるズレを統計的に補正すると、7月の生産実績の見通しは、前月比−0.9%と低下の見込みである。

8月の生産計画については、7月の計画から6.0%の上昇見込みだった。

7、8月通じた生産計画

製造工業の生産計画は7月、8月を通して回復基調にあるものの、部材供給不足の影響等が生産の先行きに不透明感を与えていることから、企業の生産マインドは弱気が続いていると考えられる。引き続き、供給制約等の影響を注視する必要がある。

7月と8月の2カ月の生産計画による業種ごとの生産予測の伸び率を通してみると、7月の生産計画では、全体11業種のうち5業種が前月比上昇、6業種が前月比低下、8月の生産計画では、10業種が前月比上昇、1業種が前月比低下の計画となっている。製造工業全体の生産は7月、8月を通して上昇する見込みである。

6月の鉱工業生産は、中国でのロックダウンの影響等の緩和から自動車工業や電気・情報通信機械工業が上昇し、全体の生産も大きく上昇した。

一方、7月の生産計画は、「半導体・フラットパネルディスプレイ製造装置」が含まれる生産用機械工業が堅調な半導体需要を背景に、生産計画を伸ばすとともに、ロックダウン解除に伴う部材供給不足の緩和により、自動車産業を中心とした輸送機械工業の生産回復が全体を牽引する見込みだ。

ただし、今後も部材供給不足の影響が完全に解消されていないことから、生産が下振れするリスクもあると考えられる。

8月の生産計画については、自動車産業を中心とした輸送機械工業の回復生産が続くとともに、堅調な半導体需要を背景とした生産用機械工業の生産が伸びる見通しである。

7月、8月の計画を通してみても、製造工業全体の上昇が期待される。

7月生産計画の強気と弱気

次に企業の生産マインドについてみていきたい。

企業の生産マインドは、6月当初に調べた7月の生産計画が7月当初に再度調べ直した計画と比べ、どの程度変動したか、予測修正率をみることで確認することができる。7月の生産計画での予測修正率は−1.0%となっており、16カ月連続で下方修正となっている。

生産計画が下方修正される状況が長期間続いている背景には、半導体不足等の供給制約の影響が及んでいることが考えられる。

特に本年に入ってから計画は高いものの、実績は計画をかなり下回る状況が続いており、さらに生産計画も下方修正が続いていることから、企業の生産マインドは弱気であると考えられる。半導体不足や中国における経済活動の抑制など、様々な供給制約の発生が企業の生産マインドに影響を与えているものと考えられる。

生産計画を上方修正した企業数の割合から、下方修正した企業数の割合を引いた数値をみることで、企業の生産マインドを推し量ることができる。この数値の推移と、これまでの景気循環を重ねると、月々の上下動をならしたトレンドが、概ね−5を下回ると景気後退局面入りの可能性が高いという傾向がみられる。

7月の生産計画では、この数値の単月の値が−8.5、月々の上下動をならしたトレンドが−9.6となっている。単月、トレンド両方の数値が−5を下回っており、企業の生産マインドは弱気となっている。

ここからも、様々な供給制約の発生が企業の生産マインドに影響を与えていることが考えられる。

生産計画からの見通し

生産計画は7月、8月を通して上昇が期待されるが、一方で予測修正率等からみる企業の生産マインドは弱気が続いており、部材供給不足の影響等が、生産の先行きに不透明感を与えていると考えられる。

特に、本年に入ってからは、生産計画に対し実績がかなり下振れる傾向が続いており、計画と実績の乖離にも注意が必要だ。

今後の生産の動向については、供給制約等が企業の生産マインドに与える影響を引き続き注視する必要があると考えられる。

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令和4年8月12日(金)Vol.846

販売5カ月振りの前年比増

エネ庁 6月の石油統計速報発表

資源エネルギー庁は7月29日、6月の石油統計速報を発表した。概要は次の通り。

原油の動向

6月の原油輸入量は1,087万㎘、前年同月比117.5%と11カ月連続で前年を上回った。輸入量の多い順にみると、次のようになっている。

⑴ サウジアラビア(435万㎘、前年同月比127.5%)

⑵ アラブ首長国連邦(431万㎘、同139.5%)

⑶ クウェート(91万㎘、同92.9%)

⑷ カタール(73万㎘、同71.3%)

⑸ エクアドル(22万㎘、同108.0%)

6月の中東依存度は94.7%、前年同月に比べ2.0ポイント増と4カ月連続で前年を上回った。

燃料油の生産

燃料油の生産は1,132万㎘、前年同月比117.3%と14カ月連続で前年を上回った。油種別にみても、全油種(ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油、A重油及びB・C重油)で前年同月を上回った。

燃料油の輸入、輸出

燃料油の輸入は248万㎘、前年同月比82.8%と5カ月連続で前年を下回った。輸出は218万㎘、前年同月比146.0%と6カ月連続で前年を上回った。

燃料油の国内販売

燃料油の国内販売は1,144万㎘、前年同月比100.3%と5カ月振りに前年を上回った。油種別にみると、ジェット燃料油、A重油及びB・C重油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、灯油及び軽油は前年同月を下回った。

燃料油の在庫

燃料油の在庫は847万㎘、前年同月比93.0%と5カ月連続で前年を下回った。油種別にみると、ナフサ及びジェット燃料油は前年同月を上回ったが、ガソリン、灯油、軽油、A重油及びB・C重油は前年同月を下回った。

※添付資料

石油需給概要速報 令和4年6月  Excel

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令和4年8月12日(金)Vol.847

粗鋼 前年比6カ月連続減

燃料油 前年比14カ月連続増

経産省 6月の生産動態統計速報発表

経済産業省は7月29日、6月の主要品目の生産動態統計速報を発表した。6月の粗鋼生産は744.9万トンと前月比7.6%、前年同月比8.1%のともに減となった。これで前年同比では6カ月連続の減となった。

また、6月の石油製品生産量は燃料油計が1,132.1万㎘と前月比3.6%減だが、前年同月比17.3%の2桁増となり、前年同月比で14カ月連続増となった。

【6月鉄鋼生産】

6月の銑鉄生産は524.6万トンと前月比8.1%、前年同月比9.9%のともに減となり、前年同月比では6カ月連続の減少となった。

粗鋼生産は744.9万トンと前月比7.6%、前年同月比8.1%のともに減となり、前年同月比では6カ月連続の減少となった。6月の1日当たり粗鋼生産は24.8万トンで、5月の同26.0万トン比4.6%減となった。

炉別生産では、転炉鋼が530.0万トンと前月比10.7%、前年同月比11.7%のともに2桁減、電炉鋼が214.8万トンと前月比0.9%の微増で、前年同月比2.0%増となり、前年同月比では転炉鋼は6カ月連続の減少、電炉鋼は2カ月連続の増加となった。

鋼種別生産では、普通鋼が575.6万トンと前月比8.5%、前年同月比8.2%のともに減、特殊鋼が169.3万トンと前月比4.8%、前年同月比7.9%のともに減となり、前年同月比では普通鋼は6カ月連続の減少、特殊鋼は5カ月連続の減少となった。

熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)の生産は、640.5万トンと前月比8.7%、前年同月比10.3%のともに減となり、前年同月比では6カ月連続の減少となった。

普通鋼熱間圧延鋼材の生産は506.0万トンと前月比9.7%、前年同月比9.1%のともに減となり、前年同月比では2カ月振りの減少となった。

特殊鋼熱間圧延鋼材の生産は134.5万トンと前月比5.1%、前年同月比14.5%のともに減となり、前年同月比では5カ月連続の減少となった。

主要品種の生産内訳をみると普通鋼では、鋼帯が285.7万トンと前月比16.1%、前年同月比14.7%のともに2桁減。冷延広幅帯鋼が112.2万トンと前月比9.6%減で、前年同月比20.8%の大幅減。鋼板が83.1万トンと前月比6.4%、前年同月比6.7%のともに増。小形棒鋼が69.4万トンと前月比0.4%の微減だが、前年同月比0.7%の微増。冷延電気鋼帯が110.0万トンと前月比5.8%、前年同月比2.8%のともに減となった。

特殊鋼では、熱間圧延鋼材が134.6万トンと前月比5.0%減で、前年同月比14.4%の2桁減。冷延広幅帯鋼が20.6万トンと前月比10.6%、前年同月比19.0%のともに2桁減。特殊鋼磨棒鋼・線類が15.7万トンと前月比15.4%の2桁増だが、前年同月比16.5%の2桁減となった。

鋼管では、普通鋼熱間鋼管が30.6万トンと前年同月比12.1%の2桁増で、前年同月比0.7%の微増。特殊鋼熱間鋼管が8.2万トンと前月比16.9%の2桁減だが、前年同月比1.4%増となった。

めっき鋼材では、亜鉛めっき鋼板が63.0万トンと前月比6.4%減で、前年同月比23.3%の2桁減となった

【6月の鉄鋼出荷】

6月の主要品種の出荷を品目別にみると、普通鋼では鋼帯が167.1万トンと前月比9.1%、前年同月比3.6%のともに減。冷延広幅帯鋼が41.6万トンと前月比11.6%の2桁減で、前年同月比24.0%の大幅減。鋼板が81.8万トンと前月比7.6%、前年同月比1.5%のともに増。小型棒鋼が64.4万トンと前月比8.0%減だが、前年同月比7.1%増。H形鋼が34.8万トンと前月比10.9%の2桁増で、前年同月比も8.0%の増。線材が11.7万トンと前月比5.8%増だが、前年同月比14.2%の2桁減となった。

特殊鋼では、熱間圧延鋼材が102.2万トンと前月比0.3%の微増だが、前年同月比16.1%の2桁減。冷延広幅帯鋼が41.6万トンと前月比11.6%の2桁減で、前年同月比24.0%の大幅減。特殊鋼磨棒鋼・線類が14.8万トンと前月比15.9万トンと2桁増だが、前年同月比15.9%の2桁減となった。

鋼管では、普通鋼熱間鋼管が28.3万トンと前月比17.6%の2桁増で、前年同月比も6.1%増。特殊鋼熱間鋼管が8.5万トンと前月比17.7%、前年同月比11.9%のともに2桁増。めっき鋼材では、亜鉛めっき鋼板が69.1万トンと前月比8.2%増だが、前年同月比17.3%の2桁減となった。

【6月の石油生産】

6月の石油製品の生産を油種別みると、重油は206.1万㎘と前月比7.2%減だが、前年同月比20.0%の大幅増。ガソリンが353.3万㎘と前月比3.1%減だが、前年同月比9.4%増。軽油が318.7万㎘と前月比0.4%微増で、前年同月比20.5%の大幅増。灯油が52.2万㎘と前月比20.2%の大幅減だが、前年同月比4.1%増。ナフサが108.3万㎘と前月比1.5%増で、前年同月比23.5%の大幅増。ジェット燃料油が93.5万㎘と前月比5.1%減だが、前年同月比37.0%の大幅増。液化石油ガスが23.3万トンと前月比17.8%の2桁減だが、前年同月比2.6%増。アスファルトが17.6万トンと前月比3.9%、前年同月比4.0%のともに減。潤滑油が19.8万㎘と前月比15.0%、前年同月比11.1%のともに2桁増となった。

【6月の石油出荷】

6月の石油製品の出荷をみると、燃料油計で1,335.3万㎘と前月比2.4%減だが、前年同月比6.8%増となった。

油種別では、重油が211.3万㎘と前月比2.3%減だが、前年同月比2.2%増。ガソリンが370.3万㎘と前月比3.6%減だが、前年同月比2.4%増。軽油が328.8万㎘と前月比3.2%増で、前年同月比25.1%の大幅増。灯油が63.9㎘と前月比12.8%の2桁減だが、前年同月比16.8%の2桁増。ナフサが281.4万㎘と前月比0.5%の微減だが、前年同月比3.4%増。ジェット燃料油が92.1万㎘と前月比10.7%の2桁減だが、前年同月比28.6%の大幅増。液化石油ガスが28.1万トンと前月比14.4%、前年同月比10.7%のともに2桁減。アスファルトが14.4万トンと前月比9.4%、前年同月比7.0%のともに増。潤滑油が20.9万㎘と前月比9.7%、前年同月比4.7%のともに増となった。

【6月のコークス・石灰石生産と出荷】

6月のコークスの生産は、239.5万トンと前月比5.9%、前年同月比5.2%のともに減。出荷は55.9万トンと前月比0.1%の微減で、前年同月比18.4%の2桁減となった。

6月の石灰石の生産は、1,101.7万トンと前月比2.4%、前年同月比3.9%のともに増。出荷は893.3万トンと前月比2.3%、前年同月比2.5%のともに増となった。

※添付資料

鉄鋼統計速報 令和4年6月  Excel

資源エネルギー統計速報 令和4年6月  Excel