No.87:受注前月比24.7%減、前年比33.2%減 前年比で内需26%減、輸出51.4%減 日本鉄鋼連盟が2008年11月の普通鋼鋼材受注概要発表

平成21年1月17日(土)Vol.87

受注前月比24.7%減、前年比33.2%減

前年比で内需26%減、輸出51.4%減

日本鉄鋼連盟が2008年11月の普通鋼鋼材受注概要発表

 
日本鉄鋼連盟は1月16日、2008年11月の鉄鋼受注統計概要を発表したが、それによると11月の普通鋼鋼材受注高は、4,591千トンで前月比24.7%減、前年同月比33.2%減となった。11月の普通鋼鋼材用途別受注高では、建設用が870千トンで前月比14.7%減、前年同月比25.2%減、製造用が1,573千トンで前月比20.3%減、前年同月比25.6%減となった。普通鋼鋼材受注高、普通高鋼材用途別受注量とも前年同月比割れは4ヵ月連続で、景況の後退が明確に現れている。

製造用をさらにみると、船舶用が428千トンで前月比11.1%減、前年同月比1.1%増となっているものの、自動車向けが720千トンで前月比24.3%減、前年同月比32.4%減、電気機械用が142千トンで前月比14.6%減、前年同月比28.6%減、産業用機械用が133千トンで前月比34.6%減、前年同月比39.6%減と大きく落ち込んでいる。

この結果、内需は3,540千トンで前月比18.4%減、前年同月比26.0%減となった。

また、輸出は953千トンで前月比41.9%減、前年同月比51.4%減と過去2番目の落ち込みの大きさを示した。

2008年11月普通鋼受注統計概要 Excel

バックナンバー>>